Tristar のおもちゃ箱

TOMIX製 電機機関車 ED76への
ボディーマウント形マグネットカプラーの取付け

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    台車マウントでカプラーを固定するのなら、Ks'ワークスより発売されている
    カプラーアダプターを利用出来ますが、今回はボディーマウントに挑戦してみました。
    ボディーマウント方式であれば、カプラー首振り時の支点距離が短いので、
    スカートの開口部を小さく出来、より実感的なのです。(^o^)
  カプラー組立と、開口部修正

 まず、カプラ―本体を組み立てます。
     (手前の黒いモノです。)
その組立て過程に関しては、 こちら
ご覧下さい。

 この巾に合わせて、スカートの開口部を、
小さく修正しました。
接合部はプラ板の裏打ちで補強し、更に
エポキシ接着剤を流しています。

     台座の取り付け

 カプラ―本体は、破損時に交換出来る様
付属のM1.2ネジを使い、セルフタップにて
固定してみました。
その取付け台座と補強ガイドは、プラ板を
積層にして作っています。
作例では、天面仕切り板から3mmとしま
したが、後に調整が必要でした。
結果から申しますと、台座の高さは、3.8〜
4mm位が妥当な様です。

 また、模型と言っても、列車牽引時には
かなりの荷重が掛かるので、補強を
十分行って下さい。
その為、隙間には、エポキシ樹脂や
瞬間接着剤(以下、ACC)を充填し、
更に穴を貫通させて真鍮線を植込み、
成形部品に対して、荷重の分散が
出来る様に、補強しておきます。

 一方、台車の方は、カプラー基部と
干渉しない様に一部を切断するので、
ギヤーに埃が絡まぬ様、簡単な蓋を作って
接着しておきました。
ちなみに接着剤は、素材がナイロンなので
セメダインPPXと云う専用の商品です。

     ディテールの追加

 開口部を狭くした際、スカート表面の
モールドを、一部削ってしまいましたので、
プラ板や真鍮線を用いてそれらを再現して
みました。
画像は、点検蓋のボルトを表現する為に
Φ0.2の真鍮線を埋込んでいる所です。

 真鍮線は固定・切断後、先端をペーパー
掛けし、突出し量を調整します。
点検口蓋の素材は、お菓子のケースに
使われていた、t=0.1mm程の透明なプラ
シートです。
この様なパーツの接着では、位置決めが
難しいので、先に下穴を貫通させてから
セロテープ等でパーツを仮止めし、裏側
から穴にACCを流して、固定する方法が
お奨めです。
その際パーツが透明ですと、穴の位置や
ACCの流れている様子が解り易く、好都合
なのです。
 (画像でもACCを流した穴が、薄っすらと確認できると思います)

 製品ではパーツ共有化の為、点検口の
位置が前位・後位とも同じとなっています。
しかし実車では、前後で対称位置なので、
これも合わせて再現してみました。

   表面ディテールの追加完了!

 ディテールの追加を終えた状態です。
エアーホースは、Φ0.3の銅線を用いており
先端を矢床で潰せば感じが出せます。
また、銅線の根元には、コックと見立てた
プラ小片を接着してみました。
これについての強度は・・・・?です。
あまり触らぬ様に心掛けましょう。(笑)

    機能の確認と調整

 左側が台車との干渉確認で、右側が
取り付け高さの調整・確認を
行っているところです。
特に取付高さは、低いと脱線し、
高いと自動開放が出来ませんので、
慎重に行って下さい。

 ちなみに基準値は、それぞれ路面より
ピン下端が0.25mm、カプラー中心線が
5.5mmです。

    スカート出来上がりっ!

 素材が軟ポリと金属なので、プライマーを
吹いた後に、塗装しました。
この後、別途組立てた下廻りと合わせて
ウエザーリングを施し、完成となります。
  めでたし、めでたし。

 このスカート廻りは、 こちらで公開中の
ED76−42に 取付けております。
   よろしければ、ご覧下さいませ。



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