Tristar のおもちゃ箱

ED73 車体の組み立て

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    FEEL製キットの組立過程を、簡単に紹介しております。
   前面窓ガラスの切り出し

 車体の組立てを始める前に、まず
運転台窓のガラスを切り出しました。
これは、以前に失敗したED72からの
教訓で、車体組上げ後では、対象個所が
小さく、車体に密着できる曲面ガラスは
作製し難いと考えたからです。
また、このキットの真鍮板は薄く、強度に
欠けるので、ブリッジから切り出す前に
作業する事が必要です。

 窓ガラスの素材は、塩ビ板です。
ガラスを曲面化する際、熱したドライバー
の軸を当てて曲げますが、その部分が
白化してしまいます。
塩ビ板なら、その後ドライヤーの熱風を
当てることで、透明に出来るのです。

   ハンダ付けによる組立て

 部品を歪ませないように、切出したら
すぐにハンダ付けして行きます。
歪ませさえしなければ、基本的なパーツの
合いは良く、ここまで問題なく組めました。
但し、僕には、ハンダを盛上げて完全に
隙間埋めする技術はまだ有りません。
(そうしていると、熱が回って組んだ部品が取れたり
  歪みが出たり・・・、もっと精進が必要ですネ)

結局、接合部の隙間は、この段階では
消せず仕舞いでした。

   パテ修正後の先頭部

 そんな僕に、救世主が・・・(笑)。
自動車用補修材に、 Holtsのねんどパテ
と言う商品があります。
これは、いわゆるエポキシパテに真鍮粉を
混入した物でして、普通のエポキシパテと
同じ感覚で使用できます。
更に、マッハ模型のブラスクリーンや
メタルプライマ−にも侵される事が無い
優れものなのです。
画像で、少し黒く見える部分が、このパテ
により隙間埋めした所です。

 しかし、往年のハンダ付けモデラーな
諸先輩方からは、異端な組み方だと
言われるかも知れませんネ。(苦笑)

   仮塗装による、凹凸の確認

 オデコの削出しは、実車写真を見ながら
丁寧に行い、パテ埋めも終了したところで
仕上確認の為、仮塗装を行いました。

 結果は、まずまずOKでした。(^o^)
シンナープールで塗料を落した後は、
いよいよ、ディテール工作に移ります。

     塗装前の車体上面

 ホワイトメタル製の屋根上機器は、
車体に開けた穴に裏から瞬間接着剤を
流して固着します。
屋根上には、吊環や空気碍子配管、
モニター等を追加しました。

      塗装前の前面

 手すり等も付け終った、塗装直前の
状態です。
ヘッドマーク掛けフックの表現方法は
色々と迷いましたが、キットのブリッジ
切端を利用する事で解決しました。

      塗装前の側面

 運転台側面窓のサッシは、組立中に、
歪ませてしまったので、プラペーパーから
新製しておきました。
メーカーズプレートも、既に接着済みで、
塗装後に磨きだし、色調を揃えます。

    クイックヘッドマーク機構
      (クイックヘッドマークは、KATOの登録商標です。)

 完成後、前面の裏側に、タネ車より
取外したMカプラーのマグネットを、
接着しています。
これにより、KATO製クイックヘッド
マークに対応出来る様になりました。

 このED73−1015完成画像は、
こちらで公開中です。

 よろしければ、ご覧下さいませ。



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