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選別(ハンドピック)と焙煎・・・・

珈琲を育て収穫する行程は現地ですが、日本に到着して、次の段階は焙煎前の生豆を入念に見て悪い豆などを取り除きます。これをハンドピックと言います。どんなに高価で最高級と言われる生豆でもこれだけは絶対に欠かせない作業です。そしてこれが一番手間のかかる作業でもあります。
次に焙煎作業です。焙煎とは"生豆に表面から芯まで均一に火をとおすこと"で、機械を使って煎るのです。これは大量でなければ手網や家庭用の鍋でも煎る事が出来ます。ただ、豆によって行程と焼きあがりが違うところが難しいところです。珈琲が農産物であり収穫された地域や年によって状態が異なる自然食品だからです。
焙煎が終わると最終段階の生豆の時と同じようにハンドピック作業があります。この作業が終わってやっと店頭に並ぶ訳です。
豆のままお渡しすることもありますが、挽いてお渡しする場合、当店のチャフ(※1)取りマシンでほとんど除去されたものをお渡しいたしておりますので、風味も大変クリーンです。
珈琲を淹れるお湯

水にはカルシュウム(金属元素Ca)・マグネシュウム・二酸化炭素などがある程度含まれています。このような成分が多すぎるのも珈琲向きではありませんがある程度は含まれているほうがよいとされています。珈琲を煎れるときのお湯の温度は80℃〜せいぜい90℃くらいまででしょう。ちなみに渋みの原因となりやすいタンニンの溶解温度は約80℃以上と言われます。渋みの苦手な方は気をつけられるといいかもしれません。更にカンカンに沸騰したお湯は苦味が出やすく味も荒くなる感じです。これは焼きたての珈琲ほどお湯の温度に敏感なようです。
マイコーヒーハウスに咲いたコーヒーの花です
焙煎機の種類によっては一回の焙煎量が数kgから数十kgのものがあります。しかし、MY,COFFE HOUSEの焙煎機は一度に生豆1kgしか焼けません。
 大きな機械だと一度にたくさん焙煎できるので手間も少なく合理的なのですが、あえて小型の焙煎機にしたのには理由があります。
 それは新鮮珈琲へのこだわりです。焙煎された珈琲は風味の劣化が早く大変保存の難しい食品です。
 焼き溜めをせず、同じ銘柄の豆でも一日必要分を何回でも煎る、ですから、いつでも新鮮な珈琲が出来ます。 
 更に、最小ロット200gから焙煎できますから、お客様のニーズに幅広く対応したオリジナル焙煎も可能です。
よいコーヒーとはなんでしょう

先ず、第一に、価格に関係なく良質の生豆でなくてはなりません。"良質"とは、欠点(醗酵豆や死豆等)のない生豆のことです。
次に、新鮮な珈琲であること、つまり煎りたてであることです。これは焙煎して直ぐと言う意味ではなく保存する環境にもよりますが焙煎後豆のままで約10日間、挽いて3〜4日程度でしょう。
そして点てるときは挽きたてで、更に珈琲を点てるのに相応しい適正な温度(80℃〜85℃位)であることと、点てたら冷めない内に飲み終えましょう。良質のコーヒーはその人にとって、必ずしも美味しいコーヒーとは限りませんが、悪いコーヒーは必ず不味いのです。
最後にあなたにとってお好みの珈琲に出会えることです。
※1 コーヒー豆の中にある薄い皮で、渋みなど雑味の原因となり風味を損なう

 デリケートな珈琲


煎りたての新鮮なおいしさを封じ込めることは極めて難しく、珈琲は生野菜などの生鮮食品同様に「時間の経過」が風味に大きく影響します。

マイコーヒーハウスが少量都度自家焙煎と真空包装等をしない究極の鮮度にこだわる理由がここにあります。

コーヒーを買うときは出来るだけ保存は考えず、豆のままで10日位、挽いて4日位の量を買い、点てるときは適温で点て、冷めないうちに飲み終えるのが良いでしょう。

フジローヤル R-101型

MY,COFFE HOUSEの焙煎機

マイコーヒーハウス