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コーヒーチャフ除去装置

自家焙煎のコーヒー店を始めたのは1988年の冬で、開店当初からお客様に販売するコーヒーのチャフの混入は避けたくて大きなステンレスボールなどを使って出来るだけ取り除いて袋詰めしていたのですが、日々、コーヒーを販売しているうちに床に溜まるチャフの量は相当なもので、閉店時には床がフカフカになるほど堆積していました。

更に、店内に舞うチャフも凄まじいもので、植木の葉などは濡れた布で度々拭かないと葉が窒息するのではないかと思ったくらいでした。

開店時、綺麗だった床も移店(2005年)するときは床がコーヒーの油分とチャフ等で固い土間のように厚くなっていました。新店舗に移る前にどうにかチャフ取り器を完成させたいと思い昼夜、試行錯誤を繰り返したのです。写真はその頃のものです。

最大の問題はコーヒーとチャフの比重の近さでした。これまでの実験から、静電気を使った方法では季節や天候などによる湿度に左右され失敗、昔のトウミに似た風力を利用するとコーヒーも一緒に飛ばされ損失が大きい上に運転が不安定、安定した風力や吸引方を試してのチャフ取りは上手くいっても連続した運転が出来ないなど、数々の問題があり、なかなかでした。出来てしまえば解決策は「なんだこれでいいんだ」と単純なことだったのでしょうが・・・。

チャフとは?!
マイコーヒーハウスに設置された
「コーヒーチャフ除去装置」


実用新案出願中

実用新案出願2008−4895

登録実用新案第3145191号

コーヒー豆のセンターカット内部にチャフという薄皮が含まれ、このチャフがコーヒーの風味を損なう原因となりチャフをコーヒー豆から如何にして取り除くかが業界に於いても長年の課題でした。

当店開発の装置を使用することによりコーヒー豆に内包するほとんどのチャフを高効率で取り除くことに成功しました。

 コーヒーにチャフが混在すると・・・

 チャフが混入したままコーヒー抽出をすると雑味の原因となりやすいのです。ちょうど、ピーナッツの皮と一緒に食べるのと似ているかも知れません。

 本装置を使用するとチャフを予め取り除いているため、好みのサイズに挽くコーヒーは中挽きは勿論、細挽きにしても雑味の大変少ない美味しいコーヒーに仕上げることが出来ます。
 左の写真は集められたチャフの容器です。集められたチャフの臭いは本来もつコーヒーの香りとは程遠いものです。

コーヒーチャフ(chaff)とはなんでしょう

 コーヒー豆の中央にはセンターカットと呼ばれる部分に白い線があります。この線は実は薄い皮で、内部まで深く入り込んでいます。そして、この皮は豆を粉砕することによってしかチャフを分離することが出来ないのです。
 チャフはコーヒー豆を挽くときに必ず出てくる風味を損ねる厄介ものなのです。

 右の写真は「チャフ除去装置」でチャフ取りしたものと取る前の写真です。その効果は一目瞭然です。

容器も手作りです

これまでも、このチャフの除去に業界は無関心ではなかったのですが、コーヒーの持つ特性等、諸々の課題があり思うようにならなかったのが現状で、現在でもそのままコーヒーを挽き、チャフ混入まま点てているところも少なくありません。チャフは必ず除かなくてはならないものでないのでしょうが、しかし、必ず風味を損ないます。

生豆の品質、煎り豆の鮮度などは勿論、重要ですが、仕上げともいえる挽くことにもにも心配りが欲しいものです。これまで、どうにかしてチャフが取れないものかとマイコーヒーハウスは度々の研究と試作を重ねた末「チャフ除去装置」を開発いたしました。

写真にあるように、外形も内部構造も単純なのですがその働きは抜群でチャフを含めた損失も重さにして全体の約5%と大変少なく、ほとんどのチャフが回収でき、連続運転も可能です。

  特許庁に実用新案として出願


    導入すると多くのメリットがあります。


@当然のことながらチャフを除去することによって雑味のないコーヒーが味わえる。

Aチャフの飛散が少なく販売環境がクリーンに保たれる。

B連続運転が可能なので販売店は勿論、喫茶店やコンビニなどでも運用できる。

C既存のコーヒーグラインダーへの取り付けが可能なので投資コストが少なくて済む。

Dみんな笑顔になる(^.^)




本案に興味のある方は出願内容をインターネットからご覧ください。また、商品化をお考え下さる方も宜しくお願いいたします。特許庁の検索から開発者「舞田祥弘」のフルネームで出てきます。

    
     特許庁 

    

 

マイコーヒーハウス

マイコーヒーハウスの「チャフ除去装置」
はこうして生れた