Tristar のおもちゃ箱

クモヤ440 製作記(2) ・ 下廻り編

此方からは、クモヤ440 製作記のメニューへ戻ります。



    銀河モデル製 クモヤ440キット下廻り関連の製作過程を、紹介しております。
    床板のTNカプラー化加工

 下廻りには、グリーンマックス製の、
DT13動力ユニットを用います。
今回は、連結器をボディーマウントの
TNカプラー化する為、床板にも若干
手を加えました。

 床板では、カプラーと干渉する部分を
削除し、足が納まる様切欠きを付けます。
続いて画像の様に、固定ピンとする為の
φ0.5針金を、床板に打ちます。

 TNカプラーの固定ピン径はφ1.0mm
ですが、床板の厚さも1.0mmである為、
この径のピンにしました。

   TNカプラー取付け確認

 ピンは床板に穴を開け、瞬間接着剤で
固定しております。
固着後にピンの頭を、脱着し易い様に
斜めにカットし、突出し長さも調整して、
カプラーのはまり具合を確認します。

 「φ0.5のピン故、TNカプラーとの
遊びが多いのでは?」と、お考えになる
方もいらっしゃるかも知れませんネ。
でも心配ご無用です。

      ピン位置の詳細

 ピンを打つ位置は、TNカプラーの
穴の両端を狙います。
そうすれば、穴径よりピンが小さくても
ガタつく事は有りません。
またその精度も、柔軟なカプラー材質の
お陰で、絵の様に多少の狂いが有っても
十分実用に耐える様です。  (^v^)y

     TNカプラーの加工

 またTNカプラーは、台車との干渉を
避ける為、ポケット両脇の補強梁を削除
しました。
画像では、右上が補強梁の削除前で、
左下が削除後です。

     台車廻りの加工

 台車にも、不要なカプラーポケットの
削除と、TNカプラーとの干渉部分に
逃がしを付ける加工を施します。

 画像では、下側のダイカスト部品が、
ヤスリで削って逃がしを付けたモノで、
そちら側が前方となります。

     車体ストッパー

 連結器のTNカプラー化を行った為、
キットのオリジナルな方法では車体への
固定が出来ません。
よって、下廻りを固定する為の爪を、
プラ小片を用いて、作製しました。

     側面のストッパー

 用いた材料は、t=0.5mmのプラ板と、
□2.0mmプラ角棒です。
角棒で上下左右の位置を決め、プラ板で
車体との隙間調整を行いました。
また、下廻りを圧入固定する為の爪も
三角に切出したプラ板を貼り付けて
作成しております。

 いずれの寸法も、床板との現物合せで
行い、緩ければ貼り直し、キツければ
削って調節しました。

   前面ストッパーの作成(1)

 下廻りを仮組してみた処、側面の爪
だけでは、車端で床板が下がってしまい、
連結器廻りが間延して見苦しかったので、
前面にも固定爪を追加しました。

 画像は、t=1.0のプラ板を切り出し、
ヤスリで切欠を付けて、爪を作成した
ところです。

   前面ストッパーの作成(2)

 爪は切らずに、床板を仮組した状態で、
位置を調整しながら瞬間接着剤を用い、
仮付けします。

   前面ストッパーの作成(3)

 位置が決まったら、一旦床板を外し、
本格的に瞬間接着剤を流して、爪を
固定します。

    完成した前面ストッパー

 前面ストッパーの状態です。
中央の小片で床板の上を押さえ、両脇の
爪で下から支える構造です。

   下廻りの固定方法・全貌!

 こうして、ようやく車体に下廻りが
収まりました。
下廻りの固定には、ボディーを組むのの
3倍程も時間を掛けてしまいました。
やはり、悩んだり、現物合せの調整を
行うと、時間が掛かりますネェ。(苦笑)

      台車への小加工

 おまけで、台車にスピードメーターの
ケーブルを追加しました。
素材は、φ0.3の燐銅線とランナーの
引延し線で、共に台車に穴を開けて、
植え込んでおります。

 こういった、ディテールの追加ならば、
時間を掛けても惜しくないのですが・・・。


― この後は、塗装・仕上げ編に 続きます。 ―



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