光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。
万博なんぞ何処吹く風。
狙いは名古屋市美「荒川修作を解読する」展 養老天命反転地 志段味循環型モデル住宅。
市美は良し悪しを超えた、「いつかはやるべきだった重要企画」と感じた。
2度目の養老は傷みが残念ながらも「置いてきた片割れ」と再会。
そして志段味。家族連れの見学者が、
「ここは生活することを怠けない人のための家だ」と説いていた。
名言だと思う。
荒川の手によるものはA棟のみ。他の棟の凡庸さには肩を落としたが、
芸術が行政と折り合いをつけつつ生き残る難しさを今更ながら思い知った。