光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Nov.7th.2004



朝の福岡天神。窓から獏を望む。

次第に力を増す光の色。フェードインしてくる街の雑踏。
それぞれの居場所に向かう人々。

希望や絶望、愛や理不尽さ、その他言い知れぬ秘めた思い。
そんなものを無数に呑み込みながら、この街は動き出す。

それぞれが、それぞれのゲームを背負っている。


ごらん、僕らもあの中に消えていくんだ。
僕らのゲームを生きていくんだ。