光野浩一、某日の記憶のかけら。


Aug.25th.2018

 

 

 

8月15日正午、巷には黙祷の時間が訪れる。

 

以前は太宰府天満宮境内で経験したが、今年その瞬間は福岡アジア美術館、アニッシュ・カプーア作品の前で迎えた。

ぽっかりと口を開けた青い闇の前に象徴的な静寂が訪れる。

 


以前、同作品を恐れて泣き出した男児を見たが、彼にはその正体の一端が見えていたのだろうか。