光野浩一、某日の記憶のかけら。


Dec.25th.2015




本年トリとなった福岡・貘での個展。

今回は古くから活躍されていながら初めてお話した方が多く、非常に愉しい発表となった。 もちろん常連の作家諸氏との対話も有意義だ。

「抽象的な生死より我々がいかな生を生き、いかな死を死んでいるかだ」

倫理視点の小林先生評は相変わらず手厳しい。

「自分が志向してきたものはカタカナのアートなどではなく、徹頭徹尾、現代美術ではなかったか」と洩らす自分。現代美術の崩壊をリアルタイムに見てきた元村さんの静かな語り。「続けることで(時代の)何かに常に触れている気がしている」というマスター。

そのひとこと・一瞬のためにここでの発表があるのだ。