光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Sep.29th.2012



 




鹿児島・天文館の路上にて。



初見は先月。再上映とは大したものだ。こちらも嬉しくなってくる。


昨年再会した折にはまだ絵コンテの段階。全ては秘密のまま打ち合わせに急いだ彼だったが、新燃の噴火が帰宅を阻む。

最後に交した握手。分厚い手を覚えている。 その同じ手が、とても大きな仕事を生み出した。



新しい映像表現に胸が躍った。あれは只の映画鑑賞だったのだろうか?贔屓の選手の大活躍に酔いしれるスポーツ観戦にも似ていた



本棚の変化は生命のゆらぎと共に。



どうやら彼、大学時代に縁のモチーフを作品ごと、意識的に登場させているようだ。

今回はあの、赤いジムニー。 成程、定員以上の大きなものを載せていた。




(その後、彼もおおかみこどもを授かったとの知らせを聞きました。 おめでとう!細田くん!)


大学時代縁のというのは必ずしもそうではないかも知れない。

「時をかける少女」で登場の学芸員室の並びは金沢美大の教官室がモデルだと思い込んでいたが、観直してみると違った。

他の作品では確かに何かしら発見できるが。