Tristar のおもちゃ箱
ハンダ付け(コテ先の準備)とキサゲ

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  1. コテ先の準備 編
  2. キサゲ修正 編

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1)、コテ先の準備
Tristar自身がハンダ付け初心者ですので、そう言う視点で作ったページです。

    ハンダ付けに使う道具

 ハンダ付けに使っている、主な道具を
並べてみました。
この中で、キサゲ刷毛とハンダ以外は、
近所のDIY店で購入した物です。

 ご覧の様に、特別な道具は、
使っておりません。
・・・・と言うか、田舎に住んでいるので
都合良くは手に入りません。(苦笑)

      洗浄前のコテ先

 Tristarは、100wタイプ60wというコテを
使っています。

 恥ずかしながら、使用後の手入れが
不十分だったり、また、ハンダ付け作業を
続けていると、コテ先が酸化被膜に
覆われて作業不能になります。
こうなってしまっては、コテ先にハンダが
乗リませんし、対象物に熱も伝わりません。

 ひどい汚れをウエスで拭って・・・

 軽い汚れなら、コテ台のスポンジでも
落せますし、コテが焼けすぎた場合の
温度調節にも使えます。

     拭った後のコテ先

 汚れや被膜が剥がれ、コテ先が
現れました。
Tristarが使っているグッドのコテは、
銅の心材に、鉄でメッキを施している
物だそうです。

    フラックスでの洗浄

 コテ先をフラックスの中に浸して、
洗浄します。
Tristarが使用しているフラックスは、
ステンレス板金用のモノです。

 あ、容器に関しては・・言わないでネ。
タミヤ製の古い調色皿の流用で、
既にメッキは剥がれて錆びてますネェ。

   コテ先のハンダメッキ

 洗浄が終わったコテ先に、ハンダを
当てがうと、スルッと熔けてコテ先の
ハンダメッキがなされます。

   ハンダが乗ったコテ先

 ハンダメッキされたコテ先です。

    これで準備完了!
いよいよハンダ付けです。
対象物にコテを当て、ハンダ付けを
行います。

    ハンダ付けの実施

 電気配線のハンダ付けは、利き手で
コテを持ち、もう一方の手でハンダを
持って行いますが、模型作りの場合は、
利き手でコテを持ち、もう一方の手で
部品を保持します。
よってハンダは、コテ先に乗せて供給
する訳です。

 ハンダ付けの難しさは、熱を伝える際
部品同士をずれないに保持する事かも
知れませんネ。




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2)、キサゲによる修正

       キサゲ工具

 キサゲに使う工具です。
仕事柄、古い切削工具が手に入るので、
それらをグラインダーで砥いで作った
リサイクル品です。
真鍮やハンダが対象物なので、超硬材
ではなく、ハイス鋼で十分でした。
市販品には、もっと模型向きのモノが
有ると思いますが、金型屋としては、
これで十分です。

 一番下が唯一の市販品で、マッハ模型
より発売されているキサゲ刷毛です。
これは、仕上げ時に使う優れモノです。

     はみ出したハンダの様子

 Tristarはハンダ付けが下手なので、
小さな部品に強度を求めると、はみ出し
てしまいます。  (苦笑)

     キサゲ作業(1)

 キサゲの角を使って、はみ出した
ハンダを削り落とします。
この際鈍角に当てがう方が、切削抵抗が
少なく、スムーズに行く様です。

     キサゲ作業(2)

 作業し易い角度にキサゲを持替えて、
彫刻刀の要領で使います。
なお、ハンダは柔らかいので、母材に
傷が付かぬ様、注意が必要です。

     刷毛でのキサゲ

 粗方ハンダが削れたら、仕上げに
刷毛の登場です。
これはステンレスの細線を束ねた物で、
そのコシを使ってキサゲます。
マッハの刷毛には、線径により0.03から
0.08まで数種類ありますが、Tristarは
0.05を使用しております。

       キサゲの完了

 キサゲが終了した状態です。
周囲にはみ出していたハンダは、ほぼ
削除されております。
この後、塗色(銀等)に応じて、ペーパー
掛けを行い、表面を整えます。

 クモヤ440の製作過程に関しては、
こちらをご覧下さい。



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