Tristar のおもちゃ箱
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  1. DD14-315 NEW !
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DD14-315

  1961年に登場した、国鉄初のロータリー式除雪用ディーゼル機関車です。
 DD13の6次車を基本に設計されましたが、車体構造は投雪状態の確認が容易な様に
 運転室を前位側に設けたエンドキャブスタイルとなっており、その前方に脱着可能な
 1軸のロータリーへッドを装備しています。
 500hp機関を2機搭載しており、それぞれを走行・除雪に振分けると単機での仕業も可能で、
 両方を除雪動力としする際には、補機による後押しが必要となります。
  300番台は66年から登場した改良版で、減速比の変更と歯車の強化・台車の改良・
 かき寄せ羽根の回転数変更等が施され、79年までに35両が製造されました。
 この基本番代による区別以外にも、製造時期と使用線区での経年変化により、各部に細かな差異があります。
  製造総数43輌だった当機も老朽化による廃車が進んでいますが、2002年現在でも13輌が、
 雪深い地方の守り神として活躍しています。

 模型は、Studio FEELさんのキットを
組んだもので、投雪案内筒が左右90度
回転する前方投雪型がモデルです。

 非公式側の前面です。
車番は315機としましたが、特定号機の
モデル化という訳ではなく、好みの形態の
寄せ集めで、各部をアレンジしています。

 斜め上からの全景です。
僕は、実は実車を見た事がありません。
よって製作においては、“模型の模型”と
ならぬ様に留意しながら作業しました。
幸いネット上には、資料性の高い画像が
沢山あって助かりましたが、逆に結果は
ディテール工作の応酬でして・・・
このスタンスも、考え物ですネ。(苦笑)

 反対側の全景です。
こうして眺めていると、雪化粧の展示台が
欲しくなりますネ。
工作の合間に、今度作ってみようかなぁ!

 後位側の様子です。
こちら側には運転室の無いので、ちょっと
異様な面持ちですね。

 僕が小学生の頃、初めて見たDD14の
写真がこの向きで、その不思議な造形が
大変印象に残りました。
その後このマシンが、冬場の鉄路を守る
重要な存在だと知り、異端への想いは、
憧れへと変わって行きました。
今回の製作における原動力は、その辺に
有ったのかも知れませんね。

 と言う訳で、九州ネタではありませんが、
僕はこのカタチが大好きなのです。

 非公式側の、キャブとロータリーヘッドの
拡大です。
今回の製作に於いては、最もスピリットが
詰まっている部分でもありますネ。

 なお、詳しい製作の様子は、こちらにて
公開しております。
併せてご覧頂けると幸いです。 m(^_^)m

 また、NゲージHYPER MODELING-2
にも、記載頂きました。
ありがたい限りです。  (03年6月追記)


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EF59-10

  広島県内の山陽本線上り、瀬尾〜八本松間は、連続22.5‰の急勾配と急カーブが続く難所で、
 蒸機時代から補機によるプル・プッシュ運用がなされており、同線電化後には、幹線を新鋭機に
 追われた高崎第二機関区のEF53と、宇都宮機関区のEF56を改造し、EF59として補機に投入しました。
 この様にEF59はタネ車が2種類だったため、その製造時期とも合間って、様々なバリエーションが
 存在していました。
  現在では、新製能電機による補機の登場で、その任を解かれ、廃車されてしまいましたが、
 EF53-1から改造されたEF59-10のみは、改造前のFE53に復元され、保存されております。
 実はこのキットが、Tristar初のハンダで
組んだブラスモデルなのです。

 これ以前では、高価でマニアックな
ガレージメーカー製のキットは、
僕にとっても憧れの的でしたが、
ハンダ付けの技術が無かったので、
冒険する勇気が出ませんでした。

 しかし、そんな僕にも好転機が
訪れました。
RM・MODELSの懸賞で、スタジオFEELの
EF53キットが当たったのです!
97年、12月の事でした。

 これはハンダ組みの良い機会だと、
取組んでみたところ、それに関しては
意外と上手く行きました。
そして更なる泥沼に嵌まって行く事に
なっちゃいました。 (=^o^=)

 車体を組む途中で、より馴染みの有る
EF59を作製する事にしました。
変更点は、メーカーズプレート、手すり
転落防止索の追加、避雷器の位置変更
パンタのPS22化程度です。

 このモデルに関しては、RM・M 98年
10月号
モデルフォーラムコーナーにも
載せて頂いておりますので、宜しければ
ご参照下さい。

 1位側の前面です。
こちらには、遠隔操作も可能な
自動開放連結器が装備されて
いますので、プラ板や真鍮線を
用いて、それらしく再現して
みました。

 なお、このモデルを作製した頃は、
エアーブラシを持っていなかったので、
塗装には、Mrカラー製缶スプレーの
プライマーとGMの缶スプレー塗料を
使っています。
Mrカラーのプライマーは、一般的に
弱いと言われておりますが、キチンと
洗浄・乾燥を行い、プライマー乾燥後
すぐに1色目を吹くと、ある程度、
塗膜強度も上がる様です。
現に作例では、完成後4年ほど経過
しましたが、塗料の剥がれ等は
生じておりません。

 2位側の前面です。
実車では、こちらを広島側(麓側)に
向けた運用がなされていました。

 編成の最後尾となる此方側は、
警戒色のゼブラパターンで塗り分け
られております。
模型でも、塗装により塗分けました。


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DD13-93

  1958年に1号機が誕生し、1967年にDE10が登場するまでの間、実に416輌が製造され、
 入れ替え作業の無煙化に大きく貢献した、我が国初の実用液体変速式ディーゼル機関車です。
 (初の液体変速式ディーゼル機関車はDD11ですが、出力が小さく充分機能しなかったそうです。)
 当時、日本に於ける機関車用の大出力ディーゼル機関の開発は、まだ不十分で、国鉄をはじめ
 新潟鐵工所・振興造機・ダイハツ工業が共同開発したDMF31S機関の誕生と、液体変速機の完成が
 この機関車を生み出し、後の後継機へと発展してゆく基礎となっております。
 また、製造時期が長いので、その過程で多岐にわたって改良されており、中でも目立つ事例では、
 85号機以降のウイングバネ台車の採用や、111号機以降の機関出力強化(370ps→500ps)ライトの
 2灯化が上げられると思います。
  過ってはヤードからB6や9600を駆逐した本形式でしたが、高性能な後継機の出現や老朽化の為、
 国鉄線上では87年までに全廃となりました。
 しかし、各地の私鉄や専用線では、同族車が、まだ現役で働いております。
       KATO製DD13をベースに、イエロー
トレインのコンバーションキットを
組み合わせました。

 キットは、挽物のライト部品廻りと
洋白のエッチンググリルパーツから
構成されています。

 シンプルな屋根上の様子です。
この93号機は、6次車と呼ばれる形態で、
上廻りは初期型のままですが、台車が
ウイングバネのDT113に変更され、燃料
タンクを2000lに増したタイプです。

 模型では、ラジエタ-ファンを削除し、
手すりを設置しています。
手すりは、キットに付属のモノを使わず、
僕の好みで自作しました。
塗装後に煙突廻りに軽く艶消し黒を
吹いて、ウエザーリングしてみました。

 前面で〜す。
カプラーのKd化を行い、真鍮線加工の
開放テコとエアーホースを追加しました。

 塗装後に、エナメル塗料の艶消し黒で、
グリル廻りを軽くウォッシングしています。

 改造部分のアップです。
浮いて付いている前面ナンバープレートが
泣かせるでしょう。(笑)

 シンプルな構成のキットなので、塗装
以外は比較的簡単な工作ばかりですが、
加工による変化はご覧のとおりで、存在感
抜群だと、惚れ込んでおります。


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C12-167

  1932年から製造された、簡易線用の小型タンク機関車です。
 同じ年に製造開始されたタンク機関車の標準機C11をさらに小型軽量化したモノで、
 軸重は10t未満に抑えられています。
 1947年までに、293輌が製造され、70年代まで活躍したそうです。
 現在でも、164号機が大井川鉄道で、66号機が真岡鉄道で、それぞれ動態保存
 されています。
       側面の様子です。
トレインショップの完成品に小加工を
施しました。
ウチで最も高価な車輌です。(苦笑)
これを購入した当時は、お金が
有ったのでしょうね。(^w^;)

 市販品とは思えない、ディテールと、
素晴らしいコアレスモーターの走りに、
一発で惚れ込んでしまいました。

 上側の様子です。
このモデルなら手が掛からないだろうと、
購入してはみたものの、やはりカスタム化
への欲望が・・・
結局、あちらこちらに手を付けて
仕舞いました。

 僕は、コレクターにはなれませんネ(笑)

 前面です。
追加加工した所は、以下の個所です。

  ライトレンズ
  空気作用管
  ATS発電機と配管
  後部標識灯
  機関士人形
  表記類
  表面保護塗装
 空気作用管のアップです。
素材は、φ0.1、0.2、0.3の真鍮線で、
固定には、ボイラーに穴を開け、
継ぎ手に見立てた真鍮線の輪を通し、
裏から瞬間接着剤で止めています。

 傷を付けないように作業することが、
成功のポイントでしょうか。

 斜め上から見たところです。

 ちなみに、バックに使ったジオラマは、
ジオラマ・ディスプレー・ファクトリー製の
アーチ橋キットを組んだもので、切通しに
見立てた壁面を追加しております。


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