光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。
Oが逝った。
これだけのものを目の当たりにしても、実感が湧かない。 思いがけない同窓会をどこかで喜びさえしている。 けれども、超えられない事実。
彼はもういない。
金沢駅のつめたいタイル。
ひとりになって少し泣く。