光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。


Aug.14th.2008




福岡アートめぐり。


ララバイは子供向けの手抜き曲ではないし、絵本も単純なおはなしを意味するものではない。
高度に洗練された独特な世界なのであって、作家の眼差しは大人の心を射抜く強さを備える。
この時期の企画は「どうアートを紐解くか?」がキーであり、見所でもある。



アジア美術館の楽しいワークショップ。豊富な仕掛けで絵本の世界が広がる。

県立美術館の久留米絣。苦手分野だが、低予算で知恵を絞った展示の愉しさに引き込まれる。いつもながら感心する工夫。

市立美術館ではボストン美術館の浮世絵名品展。長蛇の列を成す観客は微笑ましくもある。他室の「イケメン視点」も面白い。


加えて街角にアトリエ・ブラヴォの壁画を発見。障碍など関係無い。この質の高さを自分は認める。



質の高い橋渡し。それは他ならない自分の課題だ。