光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。


Sep.23rd.2007




(熊本・某カフェにて)


市現代美術館の『ATTITUDE 2007』を観る。

「芸術は究極の人間肯定」…確かにそうなのだろう。

強く高らかな賛歌も、社会の不安を抉り出す表現も、硬貨の表裏のようなもの。

人間を、この世界を諦めない、その確認のために上げ続けるコイントス。


「光野さんの性分は賜物」


その言葉を少し肯定しても良いと思えた日。

それが裏目ばかりであろうと、自分も放り続ける一人なのだろう。