公害防止管理者

国家資格
自然破壊や人間の健康を蝕む公害。私達の生活環境を守るために 工場から排出される有害物質や騒音、振動などを規制・監督に努める。
大気、水質、紛じん、騒音、振動、ダイオキシンなど14種に区分される。
受験資格 誰でも受験できる
試験内容 【大気1〜4、粉じん特・一般】公害概論、大気汚染関係法令、集じん・除じん技術など
【水質1〜4】公害概論、水質汚濁関係法令、汚水等処理技術一般、測定技術
【騒音】公害概論、騒音関係法令、音の性質、騒音防止技術、測定技術
【振動】公害概論、振動関係法令、振動の性質、振動防止技術、測定技術
【ダイオキシン】公害概論、ダイオキシン類の排出の防止、測定技術
【主任管理者】公害概論、公害関係法令、燃焼、ばい煙防止技術、除じん、集じん技術、汚水等処理技術、測定技術
受験について 【受験地】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
【試験期日】9月末、10月初
【受験料】¥6400 or ¥6800
【合格率】2〜3割
☆情報☆ 準備講習会、通信教育(有料)がある
2005年の公示により、2006年度から試験が大幅に変更。部分合格の制度ができた。
関係法令 環境基本法 等
問い合わせ先 産業環境管理協会、公害防止管理者試験センター
2006.3.10現在
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練習曲(エチュード)


公害防止管理者(大気1種)取得体験記

二年連続で水質1種に落第した後の、区分を変えての大気1種合格。
水質は、業務と関係なく、黙って内緒で受けて、業務の忙しさに負けました。
転勤後、開発にもしかしたら必要かも、ということで、部内で誰も取得していない大気を、
若手3人が挑戦することになりました。
若手中、最年長(長男と一部では言われている)の私は、業務+先輩の意地で、
水質の迭を踏まないように、合格を目指しました。

大気は、水質とは違い、化学を専攻していても少し馴染みが薄い科目です。
基本は化学反応により、有害物質を除くのですが、対象となる有害物が少ない割りに、装置が煩雑です。
この大きく複雑な設備となる除去装置が大気への分野違いを思わせる。
そう、マッドサイエンティストとしては、ビーカー内で試薬混合して色変化や沈殿を見る、
水質の方が馴染みがあって覚えやすいのです。
ですが、化学も最後は化学工学の力を借りてプラント(大型設備)になります。
プロセス開発・設備設計を担当し、社内講習で設備工学を学ぶ私にとっては、
更なる知識の深化にうってつけ。
ですが、試験は9月末で設計した設備の建設も始まり、機器のメーカーテストで飛び歩く日々。
水質の失敗で、試験勉強に相当時間が必要なことがわかっていたので、
7月からの3ヶ月計画でコツコツ。妻も夏休み明けに試験があったので夏は出歩かず、コツコツ。
その介あって、29歳のうちには合格できなかったけど、目標試験に合格。

この試験、過去の出題を避けるあまり、テキストに無い問題やトリッキーな出題がある。
でも今年は出題不備もあって2問が自動的に○になった。
今後は試験制度自体が変わるので、来年度の試験は難しそうだ。。