衛生管理者
国家資格 |
職業病の早期発見、疾病の予防といった健康管理、さらに換気や照明の具合など 労働条件や内容を各方面からチェックする。労働災害が未然に防げるよう、職場環境を整えることが使命。 一種ニ種に分かれており、第一種はすべての業種、第ニ種は特定業種に限られる。 |
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受験資格 | @大学・高専を卒業後、労働衛生の実務経験が1年以上の者 A高校を卒業後、労働衛生の実務経験が3年以上の者 B労働衛生の実務経験が10年以上の者 など |
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試験内容 | 【第1種】 @労働衛生:衛生管理体制、作業環境要素、作業環境管理、作業管理、健康管理、職業性疾病 健康の保持増進対策、労働衛生教育、労働衛生管理統計、応急措置、など A関係法令:労働基準法、労働安全衛生法、作業環境測定法とじん肺法など B労働生理:人体の組織および機能、環境条件による人体機能の変化、労働による人体の変化、疲労とその予防、職業適性 【第2種】 @労働衛生:1種から有害業務に係わるものをのぞく A関係法令:労働基準法、労働安全衛生法など B労働生理:1種と同じ |
受験について | 全国各地で行われる 2ヶ月に1回程度 受験料 ¥5900 |
☆情報☆ | 有料の準備講習会がある |
関係法令 | 労働安全衛生法 等 |
問い合わせ先 | 各地の都道府県の安全衛生技術センターへ |
練習曲(エチュード)
第1種衛生管理者試験記 |
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就職2年目。 業務に必要である高圧ガス製造保安責任者の試験をうけることになったものの、 この資格は垣根が高く、受かるかどうかわからない。昨年度に危険物取扱者の試験を受けてから、 1年に1つくらいは資格を取っていこうと思っていたのですが、このままでは2年目から実行できそうにない。 そんな折、キャリアアップを目指す職場の先輩から作業環境測定士の資格を取らないかと誘われました。 作業環境測定士。メーカー勤めの私ですが、一時は分析や解析、測定といった職種につきたいと考えたこともありました。 作業環境測定士の資格も高圧ガス同様に難関ですが、衛生管理者と公害防止管理者の有資格者はそれぞれ1科目づつ 試験科目が免除されというのです。 難関試験ですが段階を踏んで挑戦できるのならばなんとかなりそうと考え、 そこで今年はまず衛生管理者を受けることにしました。試験日程を見ると8月の夏休み明けで、勉強する時間は取れそうです。 社内的にも衛生管理者の取得は奨励されており、3日間の講習会にも参加させてもらった上に、テキストも買って頂きました。 これは受かると思ったのですが、講習会に出てみてビックリ。 試験内容のところにも書きましたが、覚えなくてはならないことがあまりにも膨大だったのです。 例えば労働安全衛生法は1000以上の膨大な条項があり、目を通すだけでも大変な労力。 幸いなことに、的を掴んだ講義と過去問題集のお陰で、ヤマがあたり、9月の26回目の誕生日に合格通知が届きました。 この試験を受ける前に、高圧ガスの協会検定の合格修了通知を受け取り、年に1つは達成できそうだったのですが 新たに作業環境測定士という目標ができました。3年間をかけて、測定士を目指そうと思います。 |