毒物劇物取扱責任者

国家資格
薬事法の適用を受けない塗料、染料、農薬などの毒物や劇物の製造、輸入、販売を行う企業においての 保安管理、取扱に従事するのが毒物劇物取扱責任者。
ときには、人命にかかわる危険を伴うため、 資格取得者の任務に頼るところが大きい。
受験資格 誰でも受験はできるが、@18歳未満 A目、耳、口が不自由 な場合は取扱責任者にはなれない
資格が3種に分かれ
【一般】すべての毒物劇物を取扱う製造業、輸入業、販売業などで責任者となれる
【農業用品目】厚生省令で定められた毒物劇物のみを取扱う輸入業の営業所、もしくは農業用品目販売業の 店舗においてのみ責任者となれる
【特定品目】厚生省令で定められた毒物劇物のみを取扱う輸入業の営業所、もしくは特定品目販売業の 店舗においてのみ責任者となれる
試験内容 【筆記】@毒物および劇物に関する法規
A基礎化学
B毒物および劇物の性質および貯蔵その他取扱方法
【実地】毒物および劇物の識別および取扱方法
受験について 全国各地の県庁所在地にて実施
試験期日は都道府県によって異なる
受験料 ¥6700
☆情報☆ 薬剤師、工業高校ならびにそれと同等以上の学校で応用化学に関する学科を修了した者はすでにこの資格を有する
関係法令 毒物劇物取締法
問い合わせ先 各都道府県の薬務主管課
2001.11.14現在
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練習曲(エチュード)


毒物劇物取扱責任者試験記

試験記などと書きましたが、工業化学の分野で大学を卒業した私は、大学の卒業時点で この有資格者と同等の資格を有することとなります。

危険物取扱者などと比べて、あまり知名度の高くない注)資格ですが、 化学メーカーでの毒劇物の管理は重要で、担当の課長さんは分厚い法令書と暫し格闘している のを見かけます。


注) 取扱者と責任者の違いのためか?
取扱うために必要な資格と、責任者(1名)の差か?