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 中津市は古くから文化が発達し、優れた人材を数多く出しています。
江戸時代には蘭学の創始者・前野良沢や国学者・渡辺重名、儒学者・白石照山など多くの人物が出ています。明治に入り、啓蒙思想家として著名な福沢諭吉をはじめ、歯科医の祖・小幡栄之助、実業家では中上川彦次郎、和田豊治、また酪農の草分け宇都宮仙太郎、道徳科学の広池千九郎など、多彩な人物の輩出をしています。中津市は先覚者達の活躍により、高い文化風土に育まれてきたと言えます。
 また、民間の伝承的行事としては、中津祇園や鶴市神事、大貞神事などが今日に至るまで、市民的な祭事として伝わるほか、北原の人形芝居「万年願」や伊藤田の「古要舞い」、古式豊かな御田植式が行われる「桧原まつ」や平家の亡霊を鎮める「かっぱ祭り」、九州最古最大の山城である長岩城の餅つきに由来する「やんさ祭り」や、「白地楽」、「所小野神楽」など歴史の彩り豊かな伝統芸能が数多く引き継がれています。
 名所旧蹟も各地に散在し、特に下毛地域の80%は耶馬溪日田英彦山国定公園に包括され、詩聖頼山陽が「耶馬溪山天下無」と詠んだように、奇岩秀峰が随所に見られる山紫水明の地として優れた景観を有し、頼山陽をはじめとする文人たちが著した数多くの美術、工芸品も残っています。

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