私が出品した97年春の都城市立美術館の企画展『MESSAGE'97』と平行し、
一般市民の手で市街地を舞台に美術作品を展開する試み、
『アート ストリート‘97』が初めて開催されました。
メイン会場は広大なデパート跡地。ここでは作品展示はもちろん、パフォーマンスも繰り広げられ、
多くの注目を浴びました。
近くにある元旅館『潮光荘』は宮崎市在住の現代美術作家・藤野忠利氏の手により、
具体美術館として期間限定でオープン。
初日は松谷武判氏の講演と親睦会で盛り上がりました。出品者は他県からも多く、
好調な出足です。
個人的には、自分の身近なところにこんな元気な人たちがいる、
といった驚きと感動を覚えました。この時にはまだお手伝いに加わってはいません。
しかしながら、ここで触れ合った人たちの魅力が忘れられず、出来る限りの応援をしていく
ことを決めました。その中に立ち入っていくことも時間の問題だったのかも知れません。
メイン会場は大きなデパート跡地。会期中最初の日曜日には傘を使ったインスタレーションや パフォーマンスなども行われました。これは花屋さんの現地制作。(パフォーマンス?) | ||
トラック1台を持ち出してのペインティング。誰でも参加できます。子供たちも喜んで描いて いました。 | ||
会場の瓦礫を利用しての写真展。写真はガードレールに貼り付けたり、ガラス片の下に 敷き詰めたり。写真自体は高校野球に関するもの。 |
メイン会場を離れて。バス停近くの並木にも布による作品が。 | ||
釣具店の壁面には大壁画が。 | ||
紳士服店では絵画の展示が。他にも多くの店舗内に絵画作品があり、気軽に覗くことができました。 | ||
呉服店の壁面に設置のボックス・アート。時事問題に関するもの。使用のお札は子供銀行券の コピーでした。念のため。 | ||
通りに面したブロック塀にはスプレー絵画の連作が。 |