秋開催ということになった7年目のアートストリート。
今回の企画上の特徴は、中学生以下の文化活動の大々的な支援と、ときわ通り商店街ならびにM・A・Pメンバー各自による、テーマに基付いた制作発表です。
「外からも判るアピールが不足」と言われていた近年の展示ですが、今年はそうは言わせません。作品数が増えたベニヤアート、街路樹を使ったドローイングやオブジェの展示は観客の目を釘付けにしました。
予定されていたオープニング・パフォーマンスは実現成りませんでしたが、魅力的な題材を得て一同が心底制作を楽しんだことが『大人のアート遊び』という原点回帰を促し、元気な作品を生みました。今回、出品作家としては初参加を果たした私ですが、良くも悪くも自分のスタイルを意識せざるを得ない作家陣の作品よりも、自由な遊び心を発揮した商店街の方々の作品の方が新鮮に映りました。これら特製額による共通課題作品については、後日、都城市立美術館で『SQUARE 90』展として再展示されました。
文化ホール着工のため、この場所では今年が本当に最後になるベニヤアート展示。ホール完成後は、展示専用ポールにセットして飾れるようになる予定です。 夜の商店街まわりは、今年も美しいイルミネーションで飾られました。 |
光野浩一出品作 MIND GAMES(EXIT) 中央に避難誘導灯を配し、全て異なるグレーで塗られたチェスのキング駒と共に封入する。裏面にはブルーの透過シートを張った穴があり、暗くなると周囲の壁面を青い光で染める。
|
*各作品画像の著作権は制作者各人にあります。詳細ならびにこれ以外の作品につきましては、ときわ通り商店街ホームページをご覧下さい。