光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。


Mar.20th.1999





岐阜・養老天命反転地。
生憎の雨の中、寒さに震えながらの体験となった。
立脚点に限りないシンパシーを感じる荒川だが、
ペシミスティックな自分とは比べようもない力強さとユーモアだ。
暗闇の迷宮『地霊』の怖ろしさに幾度も尻込みするもクリア。
しかし、「出て来ない」のも一つの解答なのかも知れない。
この地に足を踏み入れる者は多数決の世界から来た異星人だ。

その世界に戻る。時折のフラッシュバック。
目を閉じて見えるのは闇?瞼の裏?それとも見えないのか?
あそこに双子を置いてきた。