光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。
M・A・Pのアート研修旅行。
台風の影響は考えたろうに、確認なんか誰もしなかった、と笑うMさん。
いや、このひとたち、旅の楽しみは無茶込みだとハナから思ってやすゼ。
時折の風雨もなんのその、アートの森を見渡す目は虫籠を持った少年のそれだ。
球磨工業高校見学。
中国奥地にこんな集落があったか。どこかでキリコの少女が輪っかを走らす。
異星に降り立った僕らを誰かが見ている。
奥底にある懐かしさを辿れば、やはりの『象設計集団』。
こんな学校の日常とはいかに?のつぶやきにきっとフツウですよ、とIさん。
うん、肩透かしを食らうほどそうなのだろうね。
石水寺。床一枚、壁一枚で地獄。
近すぎて見えないものはまだまだあるのだろう。