光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。


Sep.24th.2000





午前中遅くのカフェ。

オリンピック中継が告げるのは
また4年が過ぎたという事実だけだ。
感心されるほどに興味を持てずにいる。


伝わらなさ。擦れ違い。
他人を傷つけるのに無自覚であること。
身の不遇を嘆くことができるほど
ピュアなはずはないだろう。


人の中で生きるとは
その只中にいることなのか。