光野浩一、某日の記憶のかけら。
June.4th.2016
用あって宮崎市の老舗百貨店へ。
度々気になる年代感はここでも感じることがあり、面白く思うのだが、今回は思わぬ発見。
東郷青児の大作があったとは!
特に好む作家でもないが、豊かなグレーが美しい。
決して良くない扱いや、絵の具の剥落が宮崎らしい残念さだ。
画家に店内装飾や包装紙などのデザインをさせたあたりが百貨店の古き良き時代性なのだろう。
そう言えば、福岡市・岩田屋店舗の入り口にあった、美しい壁面装飾。岡田兼三の手による、あの傑作は失われてしまったろうか?