光野浩一、某日の記憶のかけら。


Mar.21st.2016



鹿児島・岩﨑美術館。

そう言えばノーチェックだった、という無理矢理の好奇心が車を走らせる。

 


7・80年代のテイスト漂う造り・収蔵品。艦内の静寂は時が止まったかのような錯覚をもたらす。この時代感はどこから来るのだろうとたびたび考えるが、恐らくはモードとの関連が最も密接に見える時期の造形だからかも知れない。

うってかわって別館・工芸館は、アフリカを中心とするプリミティブな世界。土着の巨大な神像が立ち並ぶ光景に思わず怯む。

不可侵の緊張感と土の匂いの温かみの混在。

 


ここは老舗ホテルの敷地内。宿泊でロケーションを味わいながらの鑑賞なら、何か発見があるだろうか。

その時間は取れそうにはないが。