光野浩一、某日の記憶のかけら。


Aug.23rd.2015





逝く夏を惜しむべく、慌てて出かける癖は今年も治らない。


 日が落ちてからモヒートあたりを処方されれば気も治まるが、まずは覘いてみたかったサナトリウムへ。

とはいえ作家・角孝政さんの第二のアジト、治療なんだかアートジャンキーの中毒を満たすんだか。

子供が泣かない程度に怪しく、そして愉しい。なにより意外な場所で獲物を待つのが素敵だ。


 この日は奇しくも角さんの誕生日。カレーライスに立てられた「肺」のフラッグがなんとも可笑しい。