光野浩一、某日の記憶のかけら。




Mar.23rd.2014





田川市美術館企画『英展』出品作、急ピッチで制作中。


会期は7月だが5月初旬の搬入。4月があれこれ慌しいのは当然なので、今が正念場だ。


素材と制作方法を変えてみたが、思い通り行かずに頭を抱えたかと思うと、それまで苦労していた工程が難無く進んだりする。やってみなければわからない。

それにしても「気にならないものを作る」というのは難しい。粗を見せないということなのだが、これがどこまでやっても気になり通しだ。


重きを置くのはコンセプトの方とはいえ、作品の入り口はまず表層にある。その皮一枚で悪戦苦闘だ。


研磨中のベースを明るい場所に立てておくと、幻惑されて凹凸が反転して見えることがある。この現象に名前はついていたろうか?