光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Jul.16th.2012



 




霧島アートの森・椿 昇展。



お会いしたのはTさんに誘われての研究会。ハノーヴァ万博の話題から思えば、もう12年程前にもなるだろうか。

御本人のバイタリティ・澱みない話術・豊かな知識をクラフトワークのクールなトラックとセットで覚えている



『aesthetic pollution』は学生時代から知っていたが、実物を観るのは初めてだ。

得意のチーム分業制に依らず、お子さんと8畳間程の空間で制作したものだという。

費やした時間の濃密さが豊かな謎を物語る。



無論、新作も素晴らしいが、「ついにこれに会えた」という感動もまた得難い。

自分はそういう仕事をどれだけ出来ているだろうか。