光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Dec.5th.2010



福岡個展開幕。

 

良い作品だと褒められるよりも、兎に角眼前で確認することに意味がある今作。

トラブルに見舞われながらも納得できる形にできたことが有難い。

理詰めの構成がその通りに感じられるとは限らない。学ぶことの大きな展示作業だった。


作家と話せて良かった、と言われるのは嬉しい。自分にも多大な発見がある。


「いつもながら誠実な作品」


元村さんの言葉が何よりだ。彼自身、自らの表現をもって世界と真摯に向き合い続けている作家なのだから、その言葉には力がある。



美しいものだけがあればいいのに、と思わず漏れる。

それは真実でも欺瞞でもある。困難故に憧れは輝くのか。