光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。
Sep.19th.2010
鹿児島市。
このホテルに泊まるのは3回目。私大受験・そして社会に出て5年程してから以来だろうか。
休みにも結局雑事を持ち込んでしまう悪癖は治らない。無理やりのリセットを目論むやり方もスマートではない。
嫌悪は恋愛に似る、とは誰の言葉だったか。
四六時中反芻し、機会が去れば去ったで次の機会に身構える。
それでも来年にはきれいに忘れているだろう。今迄もその繰り返しだ。
併設美術館と銘打たれた、雑然とした古美術倉庫。まだまだだな、と悠久の歴史に嗤われる。