光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。


Aug.26th.1999





ひとりの生き方には無数の可能性があるのであって、
ひとつを選ぶことで他のすべてが消える。
現在どんな状況にあっても、結局それは望んだことなのだ。


消してしまった可能性を嘆いても仕方がないが、
それほど出来た男でもないのだろう。

長い時間が経っていた。

重ならなかった可能性と、早過ぎる退場を知った。