光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Dec.30th.2009




計画も無いまま福岡への帰郷。独りの街歩きのために取った部屋だが、もう美術館もギャラリーも閉まっている。


齢を重ねても判らないことは増えるばかりだ。そして、平々凡々とは行かない。
光野浩一の名を騙る異国の人よ、そっちはどうだい?


見えないプールで突き動かされ干渉し合う世界なら、僕はさしずめ一個の粒子だ。

ひとのあいだにも、あらゆる想像の細部にも浸透する運動。


そうしながらも、なかなか主犯を引き受けられないままなんだ。