光野浩一、某日の記憶のかけら。月一回、一日分のみ掲載。




Apr.27th.2009




手に入れた時分の空気や心情が染み付いている音楽、というものが確かにある。


「最低速度を守れ」の頃知った走れない自分。「絶交」に重ねた孤独の季節。

2005年末の停滞。



今、それを聴きながらハンドルを握る頬が、夕陽の暖かさを感じている。

気分としてに過ぎないけれど、何かしら明日を肯定しようとしている自分の変化に驚く。