1997年は宮崎県・都城市立美術館の企画展『MESSAGE'97 <南九州の現代作家たち>』
に出品しました。
開館以来の15年間、南九州の美術にスポットを当て続けた同館初の現代美術の自主企画展で、
南九州在住・出身作家10人の作品による構成です。
内倉 ひとみ/久保 俊郎 通畠 義信/萩原 貞行 藤 浩志/文田 牧人 保田井 智之/又木 啓子 光野 浩一/吉川 陽一郎
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鑑賞法の一例 できるなら、ひとりきりでお入り下さい。 この場所を以前に見たことはありませんか? この場所を欲していませんでしたか? こんな気持ちになったことは以前にありませんでしたか? 鼻の頭越しに世界を見ること。(この一文、鏡文字) あなたは誰? |
室内ほぼいっぱいに黒い直方体がすえてある。上部からもれる光で、 内側に空間があることがわかるが、入口は見えない。(実際には室内はかなり暗い。) | |||
直方体の壁面に重圧感を覚えながら周りに残された狭い通路を進むと、裏側に入口が見える。 暗闇から一転、中に見えるのは明るい白い部屋である。 中央にある白いベッドの上には黒い箱が乗せられ、裸電球に照らされている。 | |||
箱の上面。サイズの比率は実際の棺と同じで、アクリル製(スモーク)。 上面には英文が鏡文字で書かれている。 | |||
箱の上面アップ。 「WATCH THE WORLD OVER YOUR NOSE」の文が鏡文字で書かれている。 | |||
反射と映り込みですぐには見えないが、中に乳児の石膏像が確認できる。 |