福岡県田川市での企画展。近年展開しているシリーズ新作です。
OBJECT “ SPINNING WHEELS / PROFILE ”
薄い白パネルに形作られた作家のシルエット。 シルエットを成すのはジオラマ状に集まった建物パーツ。 |
人型はおよそ実物大。パネルは壁面から浮いている。 人型の外側にも建物パーツが散らばっているが、それぞれ完全な形をしておらず、パネルに埋没している。 |
パーツはよく知られたボードゲームのもの。 盤面には道が暗示されるだけの空きと、所々パーツの型のみが抜かれた場所が見られる。 |
前年のインスタレーション『補遺』のメインユニットを単独で成立するよう制作した新作。
個人の人生を語る上で取りこぼしてしまうものや説明し得ないもの・欠落と補完を感じるための作品。
英展は九州・山口各県からの招待作家からなる平面作品展ですが、今回は作品の厚みに対する規定が緩和されたことと、テーマが合致していたことで、私にもお声掛けいただきました。
出品者の中には福岡の現代美術シーンでお馴染みの作家も見受けられ、公募団体展系の作品が大多数の中で異彩を放っていました。このような形でご一緒できたことは光栄です。