2001〜2002年度 宮崎県アイバンクライオンズ協力会定期総会
並びにアイバンク研修会終了報告
                                   2002年10月8日
337-B地区 3R・4R
地区役員・アイバンク協力会役員 殿
各クラブ会長・献眼委員長    殿

                         宮崎県アイバンクライオンズ協力会
                                会 長  丸田 廣

              2001〜2002年度
              宮崎県アイバンクライオンズ協力会定期総会
              並びにアイバンク研修会終了報告


 拝啓 初秋の候、各位にはご壮健にてライオニズムにご精進のことと拝察致します。
 さて、恒例の標記定期総会も去る9月28日(土)宮崎市霧島1丁目1-1 JA AZMホール別館3F 302号室に於て、桜井常任幹事司会の下に開催致しましたところ、約100名の参加があり、無事盛会裡に終了することが出来ました。
 皆様のご協力に対し、厚く御礼申し上げます。

◎恒例の献眼登録優秀クラブ表彰は下記の通りでした。
        第1位  延岡LC            122名
        第2位  宮崎フェニックスLC      111名
        第3位  高原LC            107名

◎議事
(1) 2001〜2002年度事業報告と業務報告
   上記については、福田専務理事より、概要について説明して承認を得ました。
(2) 2001〜2002年度収支決算報告(3・4R総会承認済)
(3) 2002〜2003〜年度事業計画
(4) 2002〜2003〜年度収支予算報告(3・4R総会承認済)
   上記については、贄田常任幹事から概要を説明して承認を得ました。
(5) LCIF申請状況報告
   本件については、桜井常任幹事より詳細説明の上、近日中に国際本部より承認の通知が
  ある予定であることを報告しました。

  以上で各議案を満場一致で賛成議決し丸田議長は議事終了を宣しました。

◎ 第2部 研修会

 野口副会長の挨拶で開会した研修会は常任幹事L.贄田岳和の司会で来賓紹介があり、続いて
ビデオによる学習として、日本眼球銀行本部作成の−献眼から角膜移植へ− 「がんばれ!ア
イバンク」を上映した。
 この映画はアイバンクのコーディネーターの日夜に亘活動を紹介したもので、又、後半では
、献眼者王国と称される静岡県小山LCのアイバンク運動を報告し、昼夜を分たぬライオンズ会
員の活動を具体的に報告した貴重な内容であった。
 体験談では、加納中学校の教師である馬原祐介氏(25才)が、本年1月中央眼科で円錐角
膜で移植手術を受けるまでの、学生時代からの経緯を詳しく述べ、コンタクトレンズではとて
も無理な状況となり、意を決して移植手術を受け、その後日が経つに従って、視力が回復しつ
つある現状を淡々と語った。勿論、献眼者に心から感謝していること、献眼運動に熱心に取り
組んでいるライオンズクラブの皆さんの労に心からお礼を申し上げると言葉を結んだ。
 次に延岡LCの前幹事L.米川史郎は元ガバナー、名誉顧問L.森竹勇夫が本年正月元旦、急逝し
献眼された時の状況を詳に報告した。元旦であったこと、余りにも突然な急死であったこと等
で家族が周章狼狽しておられたので、献眼を提唱した経緯を詳しく話されたことは、非常に感
銘を受けた。
 三番目に宮崎第一LC前会長のL.菅野隆一の母堂の献眼については、ご本人が所用のため出席
できなかったので、手記を寄せられたので代わって贄田常任幹事が代読して皆様の共感を得た。
 本日の体験談も参加会員に強い反響があったことと思っている。
 尚、今回はドクター講師を招かず、理解し易い講話として丸田会長から「分かり易い角膜移
植」の話をお願いした。質疑応答の時間は宮崎橘LCのL.戎井敬祐より纏まった質問状が事前に
届いていたので、丸田会長より1問ずつに懇切な回答があった。
 因みにL.戎井の質問状の要旨は下記の通りであった。

(1) 角膜摘出器具について
   LCIFの承認あり次第求め、器具の3セットは、県北(県立延岡病院)県西(都城宮
   田眼科)県南(県立宮崎病院)に配置する予定
(2) 眼球提供者の年令は?
   年令に制限はないが余り幼い子供の角膜は使用されない
(3) 死後何時間までに摘出がよいか
   普通の状況では、6〜10時間としているが、本人の年令、季節、病状その他で若干異
   なる。
(4) ドナーカードとの関係
   脳死者の臓器移植を主体としているが、眼球も(本人が拒否印をしている場合以外)遺
   族の諒承で眼球摘出は可能。但し、ドナーカードによる角膜提供は数の上では全く期待
   出来ない。あくまで献眼登録を推進したい。
(5) 協力会としてポスター作成予定
   毎年日本眼球銀行で全紙大のポスターを作成している。宮崎アイバンクライオンズ協力
   会では70枚取得して各クラブに配布している。尚、小ポスターは従来通り、各クラブ
   の要望に応じて配布している。大いに活用して頂きたい
(6) 既に登録している者の一覧表は出来ないか?
   各クラブ別の登録表は希望クラブには作成しているが、中古パソコンで時間を要するの
   で事前に申し込んで貰いたい

 (以上 概要のみ)

 以上で意義ある研修会を終り、前ガバナーL.田崎登保より講評を承り午後4時、総てを終了した。

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