2005〜2006年度 事業計画

 【献眼登録運動の啓発と推進】


 献眼登録運動は、ライオンズクラブの主要アクティビティとして位置付けられるものではあるが、日本ライオンズ関係を見ても、ここ数年足踏み状態を続け、停滞状況にあると考えられる。もっとも、このような状況は全国的な現象であり、各県アイバンク関係者とも研究している模様である。
 
 総じて、登録者数及び基金拠出においても、宮崎県の献眼登録活動はライオンズクラブのアクティビティに依るところが多く、我々の社会的な責務の大きさを再認識したい。
 
 宮崎県に於いては、1997年より登録者数が漸減の傾向にあり、リジョン並びにクラブ間では、活動にばらつきがみられる。

 以上のような概況を踏まえ、協力会は本会目的の遂行のため、行政及び県民の啓発については、財宮崎県アイバンク協会と協力しながら活動を推進する。

 ライオンズクラブの献眼登録運動については、リジョン・チェアパーソン、ゾーン・チェアパーソン及び担当地区委員長、委員の協力を得、研修会参加の要請をしつつタイムリーな資料情報を提供しながら、献眼登録運動をより活性化し、実効のともなった物とすべく各種の事業を計画する。
 
 尚、今年度より宮崎県アイバンクライオンズ協力会の組織の活性化のために、アイバンクサポーターの活力を頂き、更に地区別統括者を常任幹事として任じ、所轄地区の指導並びに献眼時の責任者として行動していただくことにした。



 【事 業 計 画】

 **継続事業**

◎ 財)宮崎県アイバンク協会に対する協力事業 
 1.献眼者数及び献眼登録者数を増やすことは、協会に対するライオンズクラブ
   の協力の基本であり、積極的に協力する 
 2.献眼発生時の、眼球摘出移植手術等については、協会に代わり事前に万全
   の手配を行い、発生時は関与クラブとともに摘出医師の誘導案内、眼球搬送
   の労力奉仕に努める
 3.各クラブに呼び掛け、チャーターナイト及び周年記念事業としてアイバンクへ
   の寄付を要請し、財宮崎県アイバンク協会に基金として寄贈する

◎ 宮崎県アイバンクライオンズ協力会の単独事業
 1.献眼発生時の対応活動
  ・献眼者に対しては敬意を表し、葬儀に列席するか又は弔電を届ける
  ・財)宮崎県アイバンク協会を通じて厚生大臣に感謝状を要請する
  ・財)宮崎県アイバンク協会理事長及び宮崎県アイバンクライオンズ協力会会
   長の感謝状を至急作成し、葬儀に献ずる。但し遠隔地の場合は初七日迄に
   お供えし、当該地ライオンズクラブの同行、あるいは代理を要請する
  ・葬儀に際しては、花輪もしくは香料をお供えする
  

 2.広報啓発活動
  ・アイバンク運動に必要な、パンフレット等資料の入手作成と配布
  ・アイバンク運動の啓発普及のため、新聞等マスコミとの協調をはかり、広報
   PRに努める
  ・関連諸団体への、献眼登録者月例報告書の提供
  ・意思表示カードの活用勧奨
  ・ホームページによるPR
    http://ww61.tiki.ne.jp/~eyebank-lc/
  ・その他啓発に努める

 3.研修活動
  ・献眼担当者研修会の開催
  ・各クラブの要請により研修を行う
  ・PR及び研修用16ミリ映画、スライド(4種)、ビデオ(5種)の貸し出し
  ・全国レベルの研修会等の情報提供並びに参加要請
  ・今年度開催予定  
   アイバンクシンポジウム(複合地区主催)     
   日本アイバンク運動推進協議会        
  ・その他必要な研修活動
  ・アイバンクサポーター認定講習の開催(開催地 大分 日程、会場未定)

 4.献眼登録支援活動
  ・献眼登録ハガキの無料配布
  ・意思表示カードの斡旋
  ・献眼登録のしおりの無料配布
  ・クラブ控え献眼登録台紙の無料配布
  ・.街頭登録運動の準備及び実施の指導
  ・その他

 5.献眼者生存調査を実施の上、各クラブ毎の献眼者登録台帳を作成し、献眼
   発生率等を把握し、他地区との資料交換を実効性のともなったものにする

 6.県内の他の移植医療機関並びに団体との連絡調整活動

 7.その他アイバンク活動推進に必要な活動


 **重点事項**

(1)宮崎県アイバンクライオンズ協力会の組織の活性化をはかる
  1.組織活動の機動性且つ実効性を高めるために協力会幹事を下記のごとく
    専任配置する
        県北部  延岡・日向・高千穂地区        3名
        県南部  日南・串間地区             2名
        県西部  都城・小林地区              3名
        県央部  宮崎市及び周辺地区並びに上記地区以外  4名
  2.区域内リジョンとの意見調整及び連携を深めるために、各リジョン幹事を協
    力会幹事とする

(2)財)宮崎県アイバンク協会の基金充実のための資金獲得の施策
  1.香典返し(一部税制上の特典あり)
  2.賛助会員制度
  3.企業寄付(一部税制上の特典あり)
  4.チャリティゴルフ等の開催
  5.その他

(3)献眼者数の増加確保
  1.今後は、スタッフの養成が課題であり、協力病院の開発と同院内にコーディネーターを養成して頂くよう    努力する
  2.CSFU(LCT)とアイヘルスについて
    アイヘルスの推進の過程で院内コーディネーター並びに医療機関の協力を要請していく
(4)献眼登録者数の増加確保
  1.クラブアクティビティとしての登録活動
    ・クラブ会員全員登録
    ・街頭登録運動による地域住民の登録勧奨
    ・集合説明会による地域住民の登録勧奨
  2.各種行政機関団体企業への協力要請

(5)献眼登録運動についてのアクティビティの検討をはかる

(6)日本アイバンク協会認定 アイバンクスタッフ及びサポーターの養成を援助する

(7)その他