赤い帽子がよく似合う古田君
熊本から釣行の横谷さん

水島3瀬のクロ

 2月27日(日)前日の水島好調の情報を耳にして、今度は私がクロを釣る番だと、元気百倍天気予報で言っていた「この冬最高の寒波」も何する物ぞど夫婦浦に車を走らせた。
 舟小屋で待機していると、熊本の横谷さんや、日南の三松君、古田君と常連さんが次々とやって来た。 
 今日は、楽しい一日になりそうな予感がする。

 午前3時30分過ぎ、水島1瀬目指して夫婦丸が出港する。
 水島に到着してみると、なんと波があって急遽3瀬への瀬上がりとなった。
 3瀬も前日から好調が伝えられているが、私の頭には1瀬しかなかったのでチョット拍子抜けしたような気がした。
 それでも、夜明けからのクロの入れ食いを予想して寒さを忘れさせてくれる。
 焚き火を囲んで、みんなで釣りの楽しい話に花を咲かせていると、やがて夜明けになり周りが明るくなって、絶好の朝間詰めタイムがやって来た。
 私は船着け横の石鯛ポイントでクロを狙う事にした。
 撒き餌をすると、下り潮に乗ってゆっくりとウキが潜行していく。
 最初のアタリは私の横で竿を出していた壱岐君が捉えた。
 800グラム程度のオナガだったが、竿引きできただけに壱岐君もビックリした様子でクロをタモ入れしている。
 直ぐに次のクロを狙って仕掛けを振り込む壱岐君だが、次には竿が折れんばかりの大物が来てハリスを飛ばされてしまった。残念!
 
 舟付けでは、岡田君や古田君がクロを掛けて竿を大きく曲げて楽しそうにクロとのやり取りをしている。
 春になると石鯛に専念する石鯛師の古田君だが、クロ釣りもなかなかの腕を持っていて良型のクロをこれまでも数釣り上げている。
 その様子を見ていると、私に突然竿引きで大当たりが来た。
 他の人のウキが絡んでいた事もあって、やり取りに入るタイミングが遅れてハリスを飛ばされてしまった。残念…
 熊本から遠征の横谷さんも、舟付けの奥でクロを掛けて、丁寧にゆっくりとクロを浮かしている。
 これは良型の地グロだ。キロを超して丸々としている。
 私もあんな丸々と下クロが釣りたいと、羨ましく思っていたら足下でアタリが来て30p程度の可愛いクロが上がってきた。
 最初の1匹だけに丁寧にタモ入れして、クーラーに納めた。
 
 岡田君、横谷さん、壱岐君、他の釣り客も次々とクロを釣り上げているが、東側に見える1瀬では、他船の釣り客が入れ食いでクロを釣り上げている。
 岡田君が、2瀬、1瀬と飛び渡って2時間ほどで20枚程のクロを釣り上げてきた。
 「あんな入れ食いを指をくわえてみている事はない」
 と元気いっぱいに飛んでいった甲斐があったようだ。
 3瀬でも2時を回った頃からは、舟付けで次々とアタリが出始めて、横谷さんが連続してクロを掛けている。
 「もう少しで2桁」と張り切っている。
しかし、午後3時を回って、やがて納竿となり本日の釣りは終了したが水島の好調は当分は続くと思われる。

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