水島初登場の伊東さん
鯛の高場からイサキを狙う福山君(右)と原田さん(左)

伊東さんと水島釣行

 10月2日(土)かねてからの約束だった宮崎の伊東さんと、水島に釣行した
 天気予報では北東から北の風が強くなるような事だったが、星空も輝いているし楽しい釣行になりそうだ。
 
 水島に瀬上がりして風の当たらない場所に座り込んでいると眠気におそわれ、ウトウトとしたつもりが目が覚めたときは、皆、竿だししていて良型のイサキが上がっていた。
 慌てて私も準備をして船着けでイサキを狙った。
 35センチ程度のイサキが2枚立て続けに上がって一応一安心だ。
 水島になれていない伊東さんは、東側のサラシの際を釣り座にしてクロとイサキを狙っているが、足の裏クラスのクロが入れ食いしている。
 
 出足好調だったのは、常連の福山君でイサキを5枚ほど連続して釣り上げている。
 その横では宮崎の原田さんが良型のクロを釣り上げている。 
 みんな好調にイサキとクロを釣り上げているが、午前8時を回った頃から下り潮が速くなり始めた。おまけに突っかけ潮になっているので非常に釣りづらい。
 私にも、クロが来たがタモ入れの準備をしているときに針がはずれてしまった。
 
 下り潮が益々早くなって、それぞれに釣りやすい場所を探して移動し始めた。
 伊東さんもサラシに道糸がとられて非常に釣りづらそうにしている。
 今日は、伊東さんの水島デビューの日でもあるので何とか大物を釣り上げてほしいモノだ。
 撒き餌の下には、大きなイスズミに混じって良型のクロの姿も見えているのでタナを浅くしている伊東さんにとっては有利だと思っている。
 下り潮が突っ込みはじめて、原田さん達が高場に移動したので伊東さんがその後に入って足下のサラシをポイントとしてクロを狙い始めた。
 
 数投目に良型が当たって大きく竿がしなっている。
 伊東さんも腰を落として、獲物の強い引きに耐えている。彼の自慢のダイワの赤い竿が海面に突っ込まんばかりに曲がっている。
 2,3度のやり取りの末ハリスがとばされてしまった。大物尾長だったかも…姿は見えずじまいだった。
 
 高場に移動した原田さんと福山君は順調にイサキを釣り上げていて楽しそうにははしゃいでいる。
 私も頑張らねばと竿を持つ手に力が入るが、上がってきたのは足の裏クラスのクロだった。
 午後にはいると私にはイサキが当たらなくなってしまった。
 伊東さんは、30センチ前後のクロを釣り上げて数を稼いでいる。
 「餌取りが多いから、もう少しハリスは短くして良いかもしれないですね。」
 彼は短ハリスを得意としているので、長さを1ヒロ程度に調整したとき、本日最大の大物が彼にヒットした。真っ直ぐ海底に向かって逃げていく大物に、またしても腰を落として耐えているが道糸が一方的に引き出されていくばかりで走りを止められない。
 皆が注目しているが格闘の最後はハリスが切れてしまった。
 それでも、楽しそうに笑っている彼なら次の水島釣行の際は大物クロを手にするだろう。
 原田さんや福山君達と楽しい会話も弾んだようで迎えに来た夫婦丸に乗船した。

 

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