水島釣行でクロを掲げる吉田さん
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水島1瀬へ仲良く釣行
 思ってもいなかったところから嬉しい釣行の声が掛かった。
 「労金の吉田です。」労働金庫は私達働く者にとっては、非常に心強い味方になってくれる銀行である。
 「釣りの経験はあります。時間は何時でもOKです。」と積極的な返事を頂いた。こうなれば何が何でも良型のクロを釣り上げて欲しい。
 
 5月22日(土)の早朝、前日の夜の宴会から日南に宿泊している彼を迎えに大堂津の猪崎鼻に行く。
 労金の同僚や組合の仲間達も、我々を見送りに表に出てきてくれていた。
 「行って来ます。」と、一路夫婦裏を目指して車を走らせた。
 他の釣り客と共に一番船に乗り込み、水島1瀬に無事到着。
 夜明けまで高場で吉田さんと釣りの話をしながら夜明けを待っていると、「細田さんですよね。」と声を掛けてくる釣り人がいた。
 樋口さんという宮崎市から見えている方で、雑誌などで私のことを知っているとのことで色々と質問を受けた。
 そうしている内に夜明けになり、釣り座もジャンケンで決定し各自思い思いに釣り始めた。

 吉田さんは舟着けの良いポイントに入ったが潮が下っており、釣りづらそうな感じだ。「裏のワンドがポツポツ釣れているから向こうが良いですよ。」
 とポイントの移動を勧める。
 これが良かったのか、30pクラスのクロがポツポツと上がり始めた。
 吉田さんが4,5枚クロを釣り上げたところで、今度はs級のクロが欲しいところだ。
 そんなことを考えていたら吉田さんが大きなアタリを捕らえた。
 何度かの突っ込みを交わして無事タモ入れしたのは、希望とおりのs級のクロだ。吉田さんも流石に嬉しそうだ。
 私も負けていられないので頑張らなくてはいけない。
 船付けにもどって竿を出していると、樋口さんもやってきた。
 またしても、キザクラのウキの質問を受けていると私にアタリが来た。
 小気味よい引きを味わいながら海面に姿を見せたのは、s級の尾長グロだ。これは嬉しい。
 立て続けに私にアタリが来て、イサキ、クロが楽しい一時を私に与えてくれた。
 パチパチと拍手が聞こえたので、振り向くと吉田さんが立っていた。
 吉田さんもs級のクロを追加しているようで、私の釣りを見に来たとのことだった。
 それを聞いて私も、もう一がんばりと気合いを入れ直し、クロとイサキを追加して納竿とした。
 労金の釣り師の吉田さんが楽しい釣りをしてくれて本当に良かった。