水島1瀬のクロ
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 2月21日(土)天気予報で日曜日は春2番≠ェ吹いて荒れた天気になると言っていたので、予定を変更して水島にクロを求めて出掛けた。
 朝の1番船に間に合うように夫婦丸の船小屋に行ってみると、釣り客は私を含めて8人とチョット少なかった。
 我々8人を乗せた夫婦丸が水島に瀬着けし、無事荷物を瀬上げした後、夜空を見上げると綺麗に星が瞬いていた。
 2月の初めからずっとインフルエンザで思うような釣行が出来ていなかったので何処か新鮮に感じる。
 
 夜明け前、場所決めのジャンケンをして私は4番目のポジションとなったが、初めて水島に来たという2人連れの釣り人に譲って、高場へと移動する。
 舟着けの角には、蛯原憲ちゃんと竹下君が入った。
 「今日は下り潮なのでクロがアタルだろうな」と、羨望の気持ちを持って眺めてばかりいても仕様がないので、高場の瀬際の潮が緩む場所を攻めてみた。
 1投、2投、…5投とアタリどころかクロの姿が見えてこない。
 刺し餌にさわってみてもそんなに冷たく感じないことから、水温は下がっていないと判断するがクロが浮いてこない。
 舟着けも苦戦している様子だ。
 そんな中、夫婦丸の長老の田村さんが600グラム程度の地グロを掛けた。
 これで、全員にやる気が漲ってきたのは言うまでもなく、竿を振る手が元気を取り戻した。
 
 私にアタリが来たのは昼の前の11時頃で、喜代丸のお客さんから話しかけられてウキの話をしているときだった。
 視線の片隅にウキが海中に入っていくのが見えた。
 「来た!」と言う声と共にやり取り開始。いつものことだが高場からのクロとのやり取りはスリリングで楽しいし、胸躍る気がする。
 無事タモに納まったのは1s超の地グロ。
 大切にクーラーに納めて、次のクロを狙って直ぐに仕掛けを振り込む。
 
 舟着けでも午後2時を過ぎた頃からアタリが出始めて竹下君や福山君達がクロのアタリを捕らえて、次々に竿をしならせている。
 全部キロを超す良型のクロばかりだ。
 特に福山君の釣り上げたクロは、1.5キロは有る大物だ。
 
 しかし、今日のクロは食いが渋くてしっかりと張っていなくてはなかなか思うように食い付いてこない。
 海中の季節も変わり目の時期にあるようで、今暫くは渋いアタリに手こずるかも知れないな。
1瀬、舟着けでクロを狙って竿を出す竹下君と福山君
クロを釣り上げホットしている私です。