水島3瀬馬の鞍のイサキ
もどる
北西の強風の中釣り上げたイサキ
 12月27日(土)子前9時30分、いつもの鍋ちゃんともう一人の釣り客と一緒に水島3瀬に上がった。
 北西の寒風が吹き寄せる中での3瀬の釣りは、苦しい物があるが今日は何処に上がっても風との付き合いは避けられないので、「頑張って釣るぞ」と言うことに決定した。

 仕掛けや撒き餌の準備をしていると、再び夫婦丸が近づいてきた。
 見るともう一人釣り客を乗せている。地元の築島さんだった。
 4人で、意気盛んに尾長クロを釣り上げるぞと思い思いのポイントに入った。
 私は、馬の鞍にはいることにした。
 重い撒き餌バッカンを運び、1瀬を見るとインキョで一人の釣り人が頑張っているが矢張り寒そうに見える。
 
 今日は北西の風が強い上に、下りの突っかけ潮になっているので遠投するよりも足下を丹念に狙った方が釣果が上がると判断して、撒き餌は瀬際に集中する。
 しばらくすると、箱ふぐやイスズミが姿を見せ始めた。
 舟着けでは、鍋ちゃんが盛んに仕掛けの投入を繰り返しているが、あまりぱっとした状況ではないようだ。
 4瀬戸の水道も今のところは音沙汰がないようだ。
 私の撒き餌には海底近くでクロらしい姿が確認できるが、撒き餌を拾うと直ぐに消えてしまって長く留まっていない。
 「今日は苦戦しそうだな。」と思っているところに電話が来た。
 都井岬で竿を出している古沢君からだった。
 「一ノ瀬にいるけど、結構型の良いクロが釣れていますよ。」
 と、羨ましくなるような話で、最後は「今からラーメン作って戸田さんと食べます」ときた。
 ラーメンの方が羨ましい限りだ。
 
 羨ましい話は、さておいて頑張らなくっちゃ。
 足下から撒き餌をして、仕掛けを流していると
全層環付きミドルの00号が入り込む小さな潮の壁に当たった。
 ゆっくりと潜行するウキを見ていながらも、舟着け方面を気にしていると、突然竿引きでアタリが来た。
 ちょっと油断していただけに慌てたが、数度の引きを交わして海面に姿を見せたのは良型のイサキだった。
 最近は、寒期のイサキについているが、今日は潮があまり良くないだけに嬉しい。
 
 イサキを1枚釣り上げたところで、4瀬との水道に様子を見に行くと湧きグロが波間に見える。あまり大きな群ではないが、撒き餌を拾っているので期待できる。
 しばらくして、東さんがクロを掛けたが残念ながら、ハリスが切れた。
 その後、鍋ちゃんも加わって最後まで頑張ったが、今日のクロは愛想が無かった。
 チョッピリ口惜しい思いを胸に納竿することにした。
 あ〜寒かった。