南郷目井津港の鯖釣り

 10月9日妻が用事があって福岡に行く事になり、宮崎まで送っていった。その帰りに時間もある事だし、釣具屋さん巡りでもして見ようかなと、釣具のポイントに入ってみた。
 釣りバッグの中の小物達を使いやすく整理するために、小物入れを見ていたら電話が鳴った。
 相手は私と同じクラブの若松君「いま、目井津港の波止で鯖釣りしています。来ませんか」との誘いの電話だった。
 釣具屋さん巡りもそこそこで切り上げて、早速、目井津港へと車を走らせた。
 
 目井津港に着いてみると、結構鯖が釣れているみたいで沢山の車が止まっていた。親子連れが多いみたいだ。
 電話で居場所を確認すると新波止にいるとのことなので、差し入れのコーヒーを持って行く。
 山下さんや徳満さん、若松夫婦に我らがアイドル黒髪の魔女さんも一緒だった。
 しまった、やはり釣竿持ってくるべきだった。
 
 周りを見渡すと目井津港を守るように長い波止が出来ているが、何処も沢山の釣り人達で賑わっている。
 「何処も鯖が釣れていて、朝は入れ食い状態でしたよ」
 この言葉を聞けば、よし明日息子と一緒に来ようと心密かに思った。
 でも、その晩に息子は鹿児島の友達のところに遊びに行ってしまった。
 
 仲間達の鯖釣りに期待を込めてみていると、撒き餌に10pくらいのチダイが沢山よってきている。もう少し大きければ嬉しい餌取りなのだが…。
 若松君の奥さんや黒髪の魔女さん達は小物が釣れても「名人」と言って楽しそう。
 名人は迷人≠ゥもしれない。失礼しました。
 山下さんが時折、ビシッとアワセを入れるがこれも餌取りだ。
 離れた場所ではチンゴが上がっているが30pくらいの小型のようだ。
 
 鯖が来ないかなと、カメラを持って期待していると山下さんのウキが気持ちよく海中に消し込んでいった。
 道糸が走り回って鯖が来た事を教えている。
 一気に振りあげた鯖は、35センチ以上は在りそうな良型で氷で綺麗にシメておけば今夜は鯖の刺身が頂ける。
 続いて徳満さんにもアタリが来た。
 ナイスショットを撮ろうとカメラをかまえて、振り揚げの瞬間似合わせてパシャとシャッターを切ったときと、鯖が針から外れた時が同時だったような気がする。
 「まずいところを撮られたかも…」
 徳満さんが楽しそうに笑うところを見ていると、やっぱり釣りは楽しいなと改めて思う。
 
 最後は全員で釣り場をきれいに洗って3時過ぎに納竿とした。
 次はみんなでイカ釣りに行きたいね。

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