南郷松島のクロ釣り
柔道初段の福田君、愛称ゴローチャン
11月22日、土曜日職場の後輩の福田君と一緒に、南郷の松島にクロ釣りに出掛けた。
最近は暖かい日が続いていただけに、今日の北西風は凄く寒く感じる。
もう一組の鍋ちゃんと猪崎さんコンビと一緒に、朝6時に夫婦浦港を出港し、5分くらいで松島に着いた。
今日は大潮なのと、最近の時化のためか釣り場は全面が濡れている。
しかし、大きなウネリは無さそうなので福田君にクロのポイントを教え、今日の撒き餌と仕掛け作りに取りかかる。
福田君はゴローチャン≠フ愛称で職場の誰からも好感を持たれており、優しい風貌と柔道初段の腕前の持ち主でもある。
彼が、本格的にクロ釣りを始めたのは今年の8月くらいからで、今日を含めてまだ3回しか磯の上に立っていない全くの「クロ釣り初心者」なのである。
その為、竿を振る姿も、撒き餌を打つ動作も、まだ、おぼつかないところがあるが、幼い頃からフナ釣りなどの釣りに親しんでいるだけに、飲み込みは早い。
後は、良型のクロを釣り上げて、もっともっとクロ釣りの楽しさを覚えて貰いたい、と思っている。
仕掛けの準備が整ったところで福田君をポイントに立たせて、第一投を投入する。
直ぐに、オヤビッチャなどの餌取り達が大群で押し寄せてくる。
暫く、福田君に仕掛けの流し方などを教えた後、私も福田君の隣で竿を出すことにした。
東に向かって流れる下り潮に、仕掛けを乗せるように遠投する。
しかし、今日の潮は本当に気まぐれのようで、右に行ったり左に行ったりと、潮目もハッキリせずどうもポイントを絞りづらい。
そんな中、私に最初のアタリが来たが上がってきたのは、25p程度の地グロ。
直ぐに親元へと帰って貰ったが、直後に同じ方の尾長クロが掛かってきた。
「もう少し、大きなクロが欲しいな」と言づてして、これも親元に帰って貰った。
福田君にもクロのアタリがあったが、上がってきたのは矢張り25p程度のクロ。
潮目を見つけ、遠投して良型のクロを求めるのだが、なかなかサイズアップとは行かない。
今日のアタリは、全て竿引きで来る。
本日最大≠フクロも私の竿を引ったくるようなアタリを見せたのだが、上がってきたのは30p弱の地グロ。
チョット淋しいかな。
福田君と「良型のクロが欲しいよね」と、何度も仕掛けの投入を繰り返すのだが、今日は25p程度のクロが撒き餌に群がっているようで、段々と気合いが薄れていくような記がしてきた。
昼近くになって、干潮の潮止まり頃になると、餌取り達の下にまずまずのクロの姿が確認できるようになったが、水温が下がってしまったのか、撒き餌に群がる餌取り達も針掛かりしなくなった。
どうやら、我々の粘りもこの辺りが限界のようで私は睡魔に襲われ、福田君は満潮と共に高くなってきたウネリに足下を洗われて、今日は納竿する事にした。
小さかったが、福田君にもクロのアタリが有り、今日はみそ汁が美味しいことだろう。