甑島 地磯3.5番
真鯛を釣って嬉しげな久家君
渡船  蝶栄丸
電話  0996−33−1169
 1月3日早朝、串木野港に宮崎からの釣り人3名と、長崎からの怪しい3名の釣り人が集合した。
 長崎からは柴原さん達、宮崎からは私と同じ真グレ会宮崎支部の久家君、若松君の3人の精鋭。
 しかし、誰か時化男がいるみたいで、どうも雲行きが怪しい。
 天気予報では雨が降り、北西の風が強風となって吹いてくるとの知らせだった。
 案の定、荷物を渡船に積み終わった頃から、雨がぱらついて来だした。
 予定では、2名ずつ3班に分かれて渡礁するつもりだったが風の影響で渡礁箇所が東側に限られてしまい、柴原さん達長崎組が地磯の3番に、私たちが地磯の3.5番に上がることになった。
 3番は尾長が出るところであり、3.5番も良型のクロが釣れる場所。
 過去に私は3.5番で良い思いをしているだけに楽しみだ。
 午前5時30分に瀬上がりして、直ぐに撒き餌づくり仕掛けも準備して後は夜明けを待つばかり。
 その間に、若松君が持ってきている湯沸かしでお湯を沸かして、ラーメンを食する。
 冷たい雨は気になるが、腹もふくれて戦闘開始。
 久家君が北側のポイント、若松君が南側のポイント、私が二人の真ん中のポイントで竿を振る。
 釣り始めて30分位経った頃、久家君が大きく竿を曲げた。
 かなりな大物のようで、見ている方もどきどきしてくる。
 「バラスなよ!」声を掛け、タモを持って駆け寄る。
 海面に姿を見せたのは3sありそうに立派な真鯛。
 久家君おめでとう。
 自分が釣ったみたいに大喜びして若松君も祝福してくれる。
 しかし、北西の風に冷たい雨が災いして、なかなかクロが姿を見せない。
 そんな悪条件の中、納竿ぎりぎりまで粘りを発揮していた若松君に待望のアタリが来た。
 悪条件の中だけに、若松君も必死に竿を立ててクロと格闘している。
 1キロを超す良型のクロが、彼の軍門に下った。
 結局、この日はクロは久家君が2枚、若松君が1枚釣り上げたところで北西の風と、雨が一段と強くなり回収に来た蝶栄丸に飛び乗った。
 暖かい風呂にはいりた−い。