荒崎0番釣行
合沢さんが粘りを発揮して釣り上げた尾長クロ、
5月18日、釣友の合沢さんが荒崎0番に行くというので、私も同行させて貰うことにした。最近は、この0番に余り上がっていないので期待は大きく膨らんでいく。
しかし、前日からのウネリがなかなかとれず、しばらくの間室丸の船上で待機して待つことにした。その間、2番や1番に上がっている釣り人の様子を眺めているが、2番でクロらしい魚が釣れた以外、余り竿が曲がる様子ではない。
午前10時を回った頃に、どうにか上礁できるくらいにウネリが納まってきた。
瀬上がりして、直ぐに仕掛けをセットし、撒き餌を足下から入れてみると、手のひらから足の裏程度のクロが群で餌を拾って居るのが見える。
潮は0番にとって釣りやすい下り潮が、南方向に流れている。
早速、第一投するといきなりの竿引きのアタリが来た。バチバチとミチ糸がはじき出される。尾長の走りのようだ。
これを幕開けにしたように、色々な魚たちが私と合沢さんの竿を曲げて釣りの楽しみを与えてくれるようになった。
岸向きを釣っていた合沢さんが「おおっ!」と声を発するくらいのアタリに続き、無事タモに収めたのは良型の尾長クロ。
これを見て、私も俄然ファイトがわき上がってきた。
「いつも、合沢さんに負けてばかり居るので今日は勝つぞ」
「私も負けるわけには行かないな」
とライバル心が沸々とたぎってくる。
昼を過ぎ2時近くなった頃から、下り潮の潮目がはっきりと通すようになり、攻めるポイントが益々はっきりとしてきた。合沢さんに大物のアタリが来た。
強烈に曲がる竿にどんな大物が掛かったのか…と期待が膨らむが、上がってきたのは大きなバリだった。直後、私にもバリが来たが合沢さんに大きさで負けたかな。
足下にある沈みの周りにはまずまずの型のクロが見え隠れしているが、手前を攻めてもなかなか食い付いてこないので、遠投して潮目近辺を攻める。
ビュンとミチ糸が走った。思い切り竿を立て相手が沈みにはいるのが速いか、私が釣り上げるのが速いか勝負だ。
獲物とのやり取りを楽しみながら、やったり取ったりして海面に姿を現した物はフエフキ鯛だった。
荒崎の海は、既に夏模様になっているのかな。
合沢さんには足の裏程度のクロが来た後に、気持ちよくウキを消し込んだ相手は良型のイサキだった。
今年の荒崎で釣れるイサキはs近い物が多く、合沢さんが釣り上げたイサキも体色が焦茶色した良型イサキだ。
今年の夜釣りはシブ鯛と共にイサキも期待が持てるかも。
私も何とかしてイサキが釣りたくて、納竿ギリギリまで頑張るが、なかなかイサキのアタリが来ない。
結局、クロとフエフキ、バリ等の釣果に満足度半分で納竿とした。
つぎ、またガンバルぞ。