好釣の都井荒崎
写真は室丸さんからお借りしました。
今年も、都井の荒崎はクロの出足好調だ。
荒崎の0番から3番に掛けてはコンスタントにクロが上がっている。
そんな情報満載の中、私もトセンベイに出掛けてみた。
このトセンベイは、黒井港の目前に浮かぶ溶岩が固まって出来たようなごつごつした感じの磯である。
昨年までは、時化たときの避難場所的な感じだったけど、今年は朝夕の間詰め時を中心に1s〜2sの地グロが釣れている。
私も、トリ瀬向きのポイントで先客と会話を楽しみながら、竿を出すがイスズミや三の字に邪魔されて、なかなか本命が来ない。
撒き餌には無数のクロが群がっているのが見えるのだが、ハリスが見えているかのように食ってこない。
他の磯はどんな調子なのだろうと気になる。
北西の風が、段々と強くなってきているが、水温低下に影響しなければ良いがなと気になる。
この日のトセンベイは最後まで調子は上がらなかったが、迎えに来た室丸の日浦さん達はどうだったのだろうか。
「日浦さん釣れましたか?」
「朝はハリスを切られたりして残念だったけど、クロは上がりました」
1s程度の地グロが、クーラーに収まっていた。
荷物を整理していると、船長の室さんが別の釣果の写真を見せてくれた。
それは、0番の釣果だったが、その両手に握られている良型のクロは2s近いクロだった。今日不調だった私としては、羨ましい。
荒崎2番の釣り客は、クロの数釣りを楽しんでいたようだ。
クーラーには数枚のクロが入っていて、船長のカメラに笑顔で収まっている。
この荒崎2番は人気ナンバー1の磯で、クロが沸き上がってきた時は圧巻である。
特に12月前後の寒気には、一ヒロくらいの浅いタナでクロが次々と当たってくる。
これまでの実績からしても、下り潮が徳に良い。
昨年も荒崎の出足は良かった。
しかし、今年ほどの大型のクロはそんなに出なかったような気がする。
本来の荒崎の実力が戻ってきたようだ。
荒崎にはヤカタやキチガタニと言った、クロのノッ込み期に実力を発揮する磯があるし、ナッケと言った一見しただけでは何でも無さそうな小磯風の場所がクーラー満タンのクロを提供してくれる。
このナッケの3月から5月に掛けては、ちっちゃなワンドが賑やかなポイントになる。
特に、これから始まるクロのノッ込みには定評のある荒崎の磯だけにどんなドラマが待っているのか楽しみだ。
日浦さん1番での釣果
0番の釣果
トセンベイの釣果