都井荒崎2番の楽しい一日
もどる
 3月21日(日)久しぶりの都井荒崎の磯に立つ。
 先日、室丸に電話したとき「あら〜、久しぶり」と室さんの可愛い奥さんに言われてしまった。
 それだけ、ここ何ヶ月かは釣行回数が減少している。
 釣りが嫌いになったわけじゃない。絶対にそれだけはない。
 嬉しい新居の準備にかなりの時間をとられているからなのだ。
 だから、皆さんもあんまり釣らないで…と、言いたい気分なのです。(^_^;)

 そんなこんなで、久しぶりに竿だしするので意気込みは相当の物があるのだが、今にも雨が降り出しそうな天候が災いしてかあたりが来ない。
 クロの姿は撒き餌に足の裏クラスが群がっているのが見えているのだが…。
 水温も下がっているのかな…と、あれこれ考えてしまう。
 でも、今日は一切余計なことは考えまいと気持ちを新にして仕掛けの振り込みを繰り返す。
 そんな気持ちが海の神様に通じたのか、今日最初のアタリが来た。
 グイグイッと竿が絞り込まれる感触は、何物にもまして楽しい物だ。
 これがクロなら楽しさは100倍するのだが、上がってきたのは外道の一ノ字だった。「こんなのはいらん」と海に帰って貰う。
 次も、又次も一ノ字が盛んに食ってくるようになった。
 
 今日の狙いはクロなのだ、と撒き餌を撒く手に力を入れて沖目に仕掛けを振り込むといきなり竿引きでアタリが来た。
 今度はコクコクとしたあたりからチヌかなと思っていると、足の裏クラスのクロだった。
 チョットだけ、ホットしたかなと思っていると室丸が近づいてくるのが見えた。
 若松君がやって来たようだ。
 昼からは若松君と2人で並んで竿を出すことになった。
 すると、瀬上がりしてから直ぐに若松君に大当たりがあった。
 竿が胴のアタリから大きくしなって、やり取りも楽しそうに見える。
 私の心は「羨ましいな、いいな」と言う感じだ。
 海面に姿を見せたのは、1キロは超している良型の尾長だった。
 無事タモ入れに成功して、若松君も嬉しそうにニコニコしている。「カメラは?」と聞くと、あいにく今日は持ってきていないとのことだった。
 このクロを見て元気が出ない釣り師はいないだろう、と私も頑張るが青物にハリスを切られてしまった。
 「うーん、残念だ。」と仕掛けを振り込み次にアタリにチャレンジするも、またしても一ノ字で残念。

 4時を過ぎて、それまで我慢していた曇り空が泣き始めたので竿を納めることにした。
 若松君との久しぶりの釣りは、楽しい1日だった。